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「お茶は痩せる」を大検証

  

危険性 とりあえずなし
ダイエット効果 多少はあるかも?

 お茶には、ストレス解消やがん予防など様々な生活習慣病の予防に効果のある物質が含まれていると言われていますが、本当にダイエット効果もあるのでしょうか?
 確かに、お茶には脂肪を分解する働きのある成分や吸収を阻害する成分が含まれていますが、その効果が期待できるほどの量のお茶を飲むのは、ほぼ不可能ではないかと思われます。また、実験によって試験管の中で起こった反応が、人間の体の中でも起こるとは限りません。
 しかし、お茶はカロリーがないのでいくら飲み過ぎても太ることはありません。
日常的に、清涼飲料水や缶コーヒーなどを飲んでいる人は、代わりにお茶を飲むように心がければ、余分なカロリーの取り過ぎを防ぐことは可能でしょう。したがって、お茶で痩せることに、過大な期待はしない方が無難であると思われます。

●お茶に含まれる成分と効能
物質名 効能
カテキン 抗酸化作用、発がん抑制作用、抗菌作用
脂肪吸収抑制作用、血圧上昇抑制作用など
カフェイン 覚醒作用、利尿作用など
フラボノイド 口臭予防、血栓形成抑制作用など
サポニン 去痰作用、消炎作用など
ビタミンC 風邪の予防、美肌効果、ストレス解消など
ビタミンE 抗酸化作用、発がん抑制作用、動脈硬化抑制など
フッ素 虫歯予防
亜鉛 味覚機能向上

 お茶には、表中のような成分と効能があり、一般的には次のような利点があると言われています。

  1. がん抑制効果

  2. 糖尿病・高血圧・動脈硬化の予防

  3. 美容効果とダイエット効果

  4. 風邪の予防
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  5. 虫歯予防と口臭予防

●お茶とダイエットあれこれ

 お茶で痩せるというウワサの根拠として、次のようなことが言われています。

<根拠その1> お茶に含まれているカフェインが運動効果を上げる
 緑茶に含まれるカフェインには、脂肪代謝を促進するという働きがあります。したがって、運動する前に緑茶(カフェイン)を摂取すると、エネルギーを体熱にかえて発散させる褐色脂肪細胞の活性が高まります。また、カフェインはエネルギー源として、脂肪を優先的に消費するように働きかけるため、脂肪を燃やすまでの時間が短くなります。
 つまり、体脂肪をより多く燃焼(消費)することができるため、ダイエットの効果があがると言われています。というわけで、どうやらこの根拠には、科学的な証明があるようです。

<根拠その2> 利尿作用が体重減少を促進して痩せる
 お茶は利尿作用があるため、飲むとトイレに行く回数が多くなります。当然、トイレに行くたびに体重が減っています。「なんて楽なダイエット!」と、つい嬉しくなりがちですが、ちょっと考えてみて下さい。減ったのはあくまでも水分であり、脂肪ではありません。
 もともと肥満の医学的な定義は、「体の中の脂肪が多い状態」です。
したがって、体重がいくら減っても体脂肪を減らすことができなければ、ダイエットに成功したとは言えないのです。

<根拠その3> 健康茶(ダイエット茶)を飲んで○○kgの減量に成功
 現在、実に多種多様なダイエット効果をうたった健康茶が出回っています。その多くが、「短期間で数kgのダイエットに成功!」といったスピードダイエットを売り文句としており、結構高価なものもあります。
全ての健康茶にダイエット効果がないとは言いきれませんが、おそらく多くのものが、利尿作用による水分の減少をダイエットに効果あり、とうたっているのに過ぎないのではないかと思われます。脂肪量が減ってはじめて本当の意味でのダイエット成功なのです。
また、どんなにすばらしい効果をうたっていても、その効果の現れ方には個人差があります。ある人にはすごく効果があっても、別の人ではほとんど効果がないということもあるのです。
 仮に短期間で、減量に成功したとしても、高価な健康茶を長期間飲み続けることには無理があるし、肥満に至るまでの生活習慣(肥満の原因)が改善されていなければ、リバウンドの危険性もあります。

 

 

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