01 「Kyupi Kyupi」の衝撃をめぐって


DVD上映

「Kyupi Kyupi The Best」より

・The Wide Show (2003) (約13分)

・Kyupi Kyupi 1 million (2004) (約25分)


講義ノート

●「キュピキュピ」とは?

石橋義正が主宰するアートパフォーマンス・ユニット。1996年設立。1998年、パリのエコール・デ・ボザールで開催された「どないやねん!」(=日本の現代美術を紹介した展覧会)にて、ヴィデオ出品。同年、京都のカフェ・アンデパンダンにて初ライヴ。東京では、東京都現代美術館の企画展「「身体の夢 ファッション OR 見えないコルセット」(1999年)にてヴィデオ出品。以後、ニューヨークのPS1、MoMA(1999年)、台北ビエンナーレ、パリ、ポンピドゥー・センター(2000年)、ヴェネツィア・ビエンナーレ(2003年、ホウ・ハンルゥが企画した「緊急ゾーン」)など海外のグループ展に参加。2003年3-5月にはパレ・ド・トーキョーにてソロ展も開催された。

2004年8月、東京、スパイラルホールにて「グランド歌謡ショー キャバロティカ」。映像作品をまとめたDVDが発売された。

他のメンバーは、分島麻実(歌手)、木村真束(3Dデザイナー)、江村耕市(視覚デザイン)

●映像をめぐって

・サイケデリックな色彩

・ユーロビート系のサウンド、ディスコ風の踊り

・デュプリケイション、ディストーション、コラージュ等コンピューター技術をフル活用したアニメーション

・不条理系のストーリー

・スマートさと猥雑さ、エロ、関西ギャグのコントラスト

・タイポグラフィーと身体映像の並置

・テレビ・コマーシャルなみの高密度映像


リンク

Kyupi Kyupi

Vermilion Pleasure Night

Cabarotica

(10/7/04)