チャイナ・ドリーム 描かれた憧れの中国―広東・上海


7/24-8/29 兵庫県立美術館
9/4-10/17 福岡アジア美術館
10/23-12/5 新潟県立万代島美術館


カタログについて

ごあいさつ

第1章 チャイナ・トレード・ペインティングの黎明―中国趣味

 後小路雅弘「はるか『どこにもない場所』を訪ねて」

第2章 キャセイ―西洋人画家のみた中国

 岡部昌幸「広東の西洋人画家たち―世界的視野から見た広東」

 越智裕二郎「日本、中国の洋画・洋風画」

第3章 チャイナ・トレード・ペインティングの白日―幻想の中国

第4章 黄昏の中から―写真の登場

第5章 モダン・タイムズ―憧れの近代生活

第6章 社会主義の時代―描かれた理想

参考作品

ラワンチャイクン寿子「もうひとつの中国近代美術」

ジョゼフ・ティン(丁新豹)「『歳月留痕』 20世紀初めの上海ポスター芸術概論」

陳履生「新中国における新年画」

Work Descriptions

作家解説

出品作品リスト


出品作品紹介


講義ノート

企画のねらい

「ごあいさつ」(p.2)より

"本展では、西洋人の異国趣味に応えた19世紀の絵画や写真、近代化を歓迎した都市の人に愛された20世紀初頭の商業ポスター、国家体制の安定が意図されて中国全土に配布された1950-65年の新年画ポスターなどを展示し、時代の大きなうねりの中で、近代美術が、異国趣味や商業性、政治性等の要素によって、どのように展開していったかをたどります。"

"…西洋人の抱いた未知の中国への美しき幻想や、都市に住む中国人の近代生活への甘い憧れ、そして輝かしい国家の未来像と人民の理想像が、豊かに伝わってくるでしょう。"