視覚文化と新技術


テキスト

「ニュー・テクノロジー」(第13章)、ジョン・A・ウォーカー、サラ・チャップリン『ヴィジュアル・カルチャー入門―美術史を超えるための方法論』、岸文和、ほか訳、晃洋書房、2001年 、二一〇―二二九頁。


ヴィジュアル・カルチャーとニュー・メディア

・写真 ・コンピュータ・グラフィックス ・レーザー
・映画 ・通信衛星 ・ホログラフィ
・テレビ ・マルチメディア ・コピー機
・ヴィデオ ・インターネット ・ファックス
  ・ヴァーチャル・リアリティ  

ローリー・アンダーソン

ローリー・アンダーソン「時間の記憶」/ICC

ローリー・アンダーソン/ワーナーミュージック・ジャパン

ビル・ヴィオラ

Bill Viola/1997 Whitney Museum of American Art

ステラーク

ステラーク/横浜トリエンナーレ2001

(11/24/05)


技術と社会

技術革新=生産性の向上
 ↓
大量生産
 ↓
消費社会

技術と労働

道具=熟練
 ↓
機械=操作上のノウハウ
 ↓
電子装置=操作上の知識

 ※ヴィジュアル・リテラシーの守備範囲の急速な拡大


ヴァルター・ベンヤミン「複製技術時代における芸術作品」(一九三六年)

“最高の完成度をもつ複製の場合でも、そこには<ひとつ>だけ脱け落ちているものがある。芸術作品は、それが存在する場所に、一回限り存在するものなのだけれども、この特性、いま、ここにあるという特性が、複製には欠けているのだ。”*

*多木浩二『ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読』(岩波書店、二〇〇〇年)、一三九頁。

複製品としてのヴィジュアル・カルチャー

写真、ポスター、マルチプル、ミュージック・ヴィデオ

大量頒布、低価格
  ↓
文化の民主化