コンピュータ・グラフィックスとデジタル・イメージ
テキスト
「ニュー・テクノロジー」(第13章)、ジョン・A・ウォーカー、サラ・チャップリン『ヴィジュアル・カルチャー入門―美術史を超えるための方法論』、岸文和、ほか訳 (晃洋書房、2001年) 、二一〇―二二九頁。
芸術家とテクノロジー
すべての時代の芸術家はある種のテクノロジーに依存していると言うことは可能だが、現在とそれ以前では、技術の占める度合いに大きな違いがある。
一方、新しい技術と古い技術は常に共存し、完全にとって代わられるということはない。
ex.写真の登場
絵画制作に活用=歓迎←→「絵画は死んだ」=悲観建築と新技術
・バックミンスター・フラー(Buckminster Fuller)
・リチャード・ロジャース(Richard Rogers)
リチャード・ロジャース卿 プロフィール
三菱地所設計/リチャードロジャース《日本テレビタワー》
関西今昔建築散歩/日本テレビタワー・ノーマン・フォスター(Norman Foster)
・マイケル・ホプキンス(Michael Hopkins)
芸術と新技術
・「キネティック・アート」
・「テクノ・アート」
・マーク・ポーリン(Mark Pauline)
・ステラーク
私たちはすべて部分的に機械化されている
メディアの統合環境の出現
コンピュータ・アート/グラフィックス
コンピュータ・アートの黎明期
・コンピュータ・グラフィックス展(一九六五年、ニューヨーク、ハワード・ワイズ・ギャラリー)
・サイバネティックス・セレンディピティ展(一九六八年、ロンドン、ICAギャラリー)
黎明期のアーティストたち
・サイモン・ビッグス
・ハロルド・コーエン(Harold Cohen)
・ジョナサン・イングリス
・ウィリアム・レイザム(William Latham)
・マンフレッド・モー
・ブライアン・レフィン
・ブライアン・スミス
・バーバラ・サイクス
・ジョン・ホイットニー
・デイヴィッド・エム
・ロバート・マラリー
・デイヴィッド・モリス
コンピュータ・グラフィックス専用マシン=クァンティル・ペイントボックス
CAD(コンピュータ・エイディッド・デザイン)
コンピュータ・グラフィックスの影響
・グラフィック・デザイン、アニメーション、映画、テレビ・ゲーム、テレビ番組のオープニング、テレビCM、ミュージック・ヴィデオ
コンピュータ・シミュレーションの活用
・建築
・インダストリアル・デザイン(ex. 自動車や飛行機のデザイン)
コンピュータによるコントロール・システム
インテリジェント・ハウス=家庭のさまざまな機器をコンピュータで管理
デジタル・イメージ
コンピュータとデジタル・コピー→かつての消費者は生産者となり、能動的な関与へ
アナログからデジタルへの変化→新しい美的体験、「ポスト写真時代」の到来