イメージの氾濫とサイバー・フェミニズム
テキスト
「ニュー・テクノロジー」(第13章)、ジョン・A・ウォーカー、サラ・チャップリン『ヴィジュアル・カルチャー入門―美術史を超えるための方法論』、岸文和、ほか訳 (晃洋書房、2001年) 、二一〇―二二九頁。
余剰と消耗
技術の発展→新しい技術の学習
出力の増加→イメージの氾濫、インパクトの減少
創造活動のオートメーション化?
ex. コンピュータ・アニメ
過渡的
ニュー・テクノロジーへのさまざまな反応
四つのカテゴリー
一、熱狂派=テクノロジーは挑戦。メディア・アーティストなど。
二、潜在的肯定派=より人にやさしいテクノロジーを目指す。既存の新技術には批判的。
三、手仕事派=新技術の進歩に抵抗。
四、反テクノロジー派=技術依存からの脱皮を唱える。
問題は「どのようにしてテクノロジーを支配するか」ということ
ネガティヴな効果、報復的な効果
テクノロジーを無視、拒否することはできない
歴史的、批判的理解、識別力が必要
ジェンダーとテクノロジー
「男の玩具」文化の支配/マッチョ的価値の浸透
デール・スペンダー(Dale Spender)、シェリー・タークル(Sherry Turkle)
デール・スペンダー、カツエ・レイノルズ『ことばは男が支配する――言語と性差』、れいのるず秋葉かつえ訳(勁草書房、一九八七年)
シェリー・タークル『接続された心――インターネット時代のアイデンティティ』、日暮雅通訳(早川書房、一九九八年)
サイバーフェミニズム
参考リンク
ダナ・ハラウェイ「サイボーグ宣言」:人間と機械の境界の希薄化→男女の境界の希薄化
ラディカル・サイバー・フェミニズム=サイバースペースに女性専用空間を創出(分離主義)
パソコン、インターネットの利用等における男女差の問題(例:女性は家事におわれてネットサーフィンをする時間がないなど⇔主婦ブログの流行。)
(一/十二/〇六)