新技術の影響/まとめ


テキスト

「ニュー・テクノロジー」(第13章)、ジョン・A・ウォーカー、サラ・チャップリン『ヴィジュアル・カルチャー入門―美術史を超えるための方法論』、岸文和、ほか訳 (晃洋書房、2001年) 、二一〇―二二九頁。


精神生活への影響

集中力の低下

「無感動」(ジンメル)

=「驚きの感覚」の鈍化

スピードの渇望、短気

“現代の若者向けのテレビ番組やコマーシャルは、いくつかの種類の情報を同時に流すことによって、複数の感覚を飽和させる”

「情報過多」→「パターン認識」

「パニック」(アーサー&マリールイーズ・クローカー)

=エクスタシーと恐怖のあいだを揺れ動く心理


分析と教育に対する影響

美術研究におけるニュー・テクノロジーの影響

・ロンドン・ナショナル・ギャラリーの所蔵品CD−ROM

・<コンピュータと美術史(CHArt)>

ファジー理論を利用した視覚的なプログラム言語とデータベース

  大学と技術的進歩

“テクノロジーがたどってきた過程とその意味について、概念的レヴェルでもっと深く考えていかなければならない”

新技術の導入に関して先端的大学・研究機関

・カールスルーエ芸術メディア・テクノロジー・センター

・ミドルセックス大学・電子芸術センター

・グヴェント高等教育校・インタラクティヴ・アート研究センター

  キャンパスの消失

学生増加、教師減少、財源縮小→アーカイヴによる教育

放送大学、通信教育

マルチメディア百科事典、インターネット

個別教育、実践指導=贅沢


この章を振り返って

光学的経験の優勢/触覚的経験の劣勢

コンピュータ/キャンプファイヤー