秘すれば花―東アジアの現代美術

三月二十九日〜六月十九日 森美術館


出品作家

 韓国

ジァン・ウンボク(張應福)
チョー・ドキョン(曹徳鉉)
ハム・ジン(陷晉)
カン・ウン(姜雲)
クォン・キースー(權奇秀)
ソン・ジョンウン(孫延銀)
ソン・ヒョンスク(宋賢淑)
スゥ・ドーホー(徐道濩)
ファン・インキ(黄仁基)
ユ・スンホ(劉承鎬)

  日本

伊庭靖子
小林俊哉
丸山直文
向山喜章
奈良美智
須田悦弘
山口晃

 中国

リュウ・ジァンファ(劉建華)
シャオ・イー(邵一)
ソン・ドン(宋冬)
シュ・ビン(徐冰)
ジャン・ワン(展望)

 台湾

リー・ミンウェイ(李明維)
マイケル・リン(林明弘)
リン・シュウミン(林書民)
ウ・チチョン(呉李璁)


タイトル

日本語タイトル:「秘すれば花」

英語タイトル:「エレガンス・オブ・サイレンス」

世阿弥『風姿花伝(花伝書)』全七編、一四〇〇〜一四〇二年、岩波書店、一九五八年

「秘する花を知る事。秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず、となり。この分け目を知る事、肝要の花なり。そもそも、一切の事、諸道藝において、その家々に秘事と申すは、秘するによりて大用あるが故なり。しかれば、秘事といふことを顯はせば、させる事にてもなきものなり。これをさせること(にて)もなしと云ふ人は、未だ、秘事と云ふ事の大用を知らぬが故なり。」

西欧化と近代化

中国:中體西用

日本:和魂洋才

韓国:東道西器

参照:金善姫「秘すれば花――新しい東アジアのアートを探して」、『秘すれば花――東アジアの現代美術』、森美術館、二〇〇五年、六頁。ほか、李仁範「韓国における油絵の誕生と展開――近代性、植民性そして脱植民化のすきま」、『東アジア/絵画の近代――油画の誕生とその展開』、静岡県立美術館、一九九九年、一一三頁。


出品作品紹介


リンク

森美術館