ジョルジュ・ド・ラ・トゥール
三月八日〜五月二十九日 国立西洋美術館
ジョルジュ・ド・ラトゥール関連年表(展覧会図録、一四〇―四一頁より)
一五九三年 三月十四日、ヴィックにて洗礼を受ける
パン屋の息子で、裕福な職人階層の出自だった
一六一七年 七月二日、ディアヌ・ル・ネールと結婚
ディアヌは上流階級の出身で、彼女の父はロレーヌ公の財務官だった
一六二〇年 ロレーヌ公アンリ二世宛てに、貴族の身分の女性と結婚し、絵画の技術それ自体が高貴であることを理由に、すべての税金の免除と社会的特権を得ようと請願の手紙を書き、七月十日に許可される
八月十九日、最初の徒弟をとる
一六二一年 八月二日、次男エティエンヌの洗礼
一六二三年 アンリ二世、ラ・トゥールの最初の絵画を購入
一六二四年 アンリ二世による二度目の絵画購入
一六三四年 十一月八日、ルイ十三世への忠誠宣誓書にサイン
一六三八年 フランス軍、リュネヴィルで略奪。ラ・トゥールの工房は作品とともに破壊され、近隣の個人コレクション、聖堂や修道院にあったと推測される絵画類も失われた
一六三九年 十二月二十二日、「国王付画家」の称号を使用
一六四二年 家畜に対する税の支払いを拒み、収税吏を蹴る
一六四六年 ラ・トゥールら特権階級を非難する嘆願書がリュネヴィルの住人からロレーヌ公に提出される
一六四七年 二月二十三日、エティエンヌ結婚
一六四八年 最後の徒弟をとる
一六五二年 一月十五日、妻ディアヌ、胸膜炎にて没
一月三十日、ラ・トゥール、胸膜炎にて没
一六九二年 四月十日、エティエンヌ没