美術史二〇〇六


日本近現代美術史(二)戦後

◆戦争画

◆敗戦

◆具体美術協会

◆読売アンデパンダン

◆もの派

◆G9


◆戦争画

小磯良平《娘子関を征く》、一九四一年、油彩・カンヴァス、二六〇×一九三cm、東京国立近代美術館(米国より無期限貸与
 Source: 「未完の世紀――20世紀美術がのこすもの」展図録(東京国立近代美術館、2002年)

中村研一《コタ・バル》、一九四二年、油彩・カンヴァス、一五九×三一四cm、東京国立近代美術館(米国より無期限貸与
 Source: 「未完の世紀――20世紀美術がのこすもの」展図録(東京国立近代美術館、2002年)

藤田嗣治《シンガポール最後の日(ブキ・テマ高地)》、一九四二年、油彩・カンヴァス、一四八×三〇〇cm、東京国立近代美術館(米国より無期限貸与
 Source: 「生誕120年 藤田嗣治展」図録(東京国立近代美術館、2006年)

宮本三郎《山下・パーシバル両司令官会見図》、一九四二年、油彩・カンヴァス、一八〇・七×二二五・五cm、東京国立近代美術館(米国より無期限貸与
 Source: 「未完の世紀――20世紀美術がのこすもの」展図録(東京国立近代美術館、2002年)

山口華楊《基地における整備作業》、一九四三年、紙本彩色・屏風、四曲一隻、二〇四・五×四五一・四cm、東京国立近代美術館(米国より無期限貸与
 Source: 「未完の世紀――20世紀美術がのこすもの」展図録(東京国立近代美術館、2002年)

鈴木良三《患者護送と救護班の苦心》、一九四三年、油彩・カンヴァス、一九二×二五四・七cm、東京国立近代美術館(米国より無期限貸与
 Source: 「未完の世紀――20世紀美術がのこすもの」展図録(東京国立近代美術館、2002年)

藤田嗣治《アッツ島玉砕》、一九四三年、油彩・カンヴァス、一九三・五×二五九・五cm、東京国立近代美術館(米国より無期限貸与
 Source: 「生誕120年 藤田嗣治展」図録(東京国立近代美術館、2006年)

川端龍子《輸送船団海南島出発》、一九四四年頃、紙本彩色・額、一二七×一九二・三cm、東京国立近代美術館(米国より無期限貸与
 Source: 「未完の世紀――20世紀美術がのこすもの」展図録(東京国立近代美術館、2002年)

山田新一《天津南海大学附近払暁野砲戦闘図》、一九四四年、油彩・カンヴァス、一二九×一九一cm、東京国立近代美術館(米国より無期限貸与
 Source: 「未完の世紀――20世紀美術がのこすもの」展図録(東京国立近代美術館、2002年)

清水登之《工兵隊架橋作業》、一九四四年頃、油彩・カンヴァス、一五九・五×一二八・七cm、東京国立近代美術館(米国より無期限貸与
 Source:独立行政法人国立美術館・所蔵作品検索(東京国立近代美術館)

藤田嗣治《神兵の救出到る》、一九四四年、油彩・カンヴァス、一九二×二五七cm、東京国立近代美術館(米国より無期限貸与
 Source: 「生誕120年 藤田嗣治展」図録(東京国立近代美術館、2006年)

藤田嗣治《血戦ガダルカナル》、一九四四年、油彩・カンヴァス、二六二×二六五cm、東京国立近代美術館(米国より無期限貸与
 Source: 「生誕120年 藤田嗣治展」図録(東京国立近代美術館、2006年)

藤田嗣治《サイパン島同胞臣節を全うす》、一九四五年、油彩・カンヴァス、一八一×三六二cm、東京国立近代美術館(米国より無期限貸与
 Source: 「未完の世紀――20世紀美術がのこすもの」展図録(東京国立近代美術館、2002年)

鈴木誠《皇土防衛の軍民防空陣》、一九四五年、油彩・カンヴァス、一八五×二五六cm、東京国立近代美術館(米国より無期限貸与
 Source: 「未完の世紀――20世紀美術がのこすもの」展図録(東京国立近代美術館、2002年)

中村研一《北九州上空野辺軍曹機の体当りB29二機を墜落す》、一九四五年、油彩・カンヴァス、二五九×一八八cm、東京国立近代美術館(米国より無期限貸与
 Source: 「東京―ベルリン/ベルリン―東京」展図録(森美術館、2006年)


◆敗戦

・古沢岩美《憑曲》、一九四八年、油彩・カンヴァス、一五一×一九二cm、板橋区立美術館
 Source: 「東京―ベルリン/ベルリン―東京」展図録(森美術館、2006年)

・鶴岡政男《重い手》、一九四九年、油彩・カンヴァス、一三〇×九七cm、東京都現代美術館

浜田知明《初年兵哀歌(便所の伝説)》、一九五一年、二四・一×八六cm、メゾチント・紙
 Source: 「浜田知明の全容」展図録(朝日新聞社、1996年)

浜田知明《初年兵哀歌(風景)》一九五二年、一五・三×二〇・九cm、エッチング・紙
 Source: 「浜田知明の全容」展図録(朝日新聞社、1996年)

浜田知明《初年兵哀歌(歩哨)》、一九五四年、二三・八×一六・二cm、エッチング、アクアチント・紙
 Source: 「浜田知明の全容」展図録(朝日新聞社、1996年)

香月泰男《星(有刺鉄線)夏 》、一九六六年、油彩・カンヴァス、一六二×九一cm、山口県立美術館
 Source: 「香月泰男―その造形と抒情の軌跡」展図録(山口県立美術館、1981年)


◆具体美術協会

吉原治良《作品》、一九六二年、油彩・カンヴァス、一八二×二七二cm、東京都現代美術館
 Source: 「未完の世紀――20世紀美術がのこすもの」展図録(東京国立近代美術館、2002年)

吉原治良《作品(黒地に白円)》、一九六八年、油彩・カンヴァス、一九四×二五九cm、京都国立近代美術館
 Source: 「近代の美術」展図録(京都国立近代美術館、1993年)

白髪一雄《天暴星両頭蛇》、一九六二年、油彩・カンヴァス、一八二×二七三・三cm、京都国立近代美術館
 Source:  「近代の美術」展図録(京都国立近代美術館、1993年)

・白髪一雄《超現代三番叟》、一九五七年 (八五年再制作)、兵庫県立美術館蔵、山村コレクション
 Source:  「美術館の夢」展図録(兵庫県立美術館、2002年)

元永定正《作品 No.501》、一九六三年、ラッカー・布・合板、一七二×二二八cm、京都国立近代美術館
 Source:  「近代の美術」展図録(京都国立近代美術館、1993年)

・田中敦子《作品 '63》、一九六三年、アクリリック・合板/パネル、一九三×一二二・五cm、京都国立近代美術館、
 Source:  「近代の美術」展図録(京都国立近代美術館、1993年)

田中敦子《WORK 1964》、一九六四年 、合成樹脂エナメル塗料・カンヴァス、一九五・八×一三一・八cm、宮城県美術館
 Source: 「前衛の女性 1950-1975」展図録(栃木県立美術館、2005年)


◆読売アンデパンダン

菊畑茂久馬《奴隷系図》、一九六一年(八三年再制作)、 五円玉、布、金属箔、ローソク、木、四五〇×二〇〇×一三五cm、東京都現代美術館
 Source: 「芸術と日常―反芸術/汎芸術」展図録(国立国際美術館、1991年)

赤瀬川原平《千円札拡大図(復讐の形態学)》、一九六八年、
 Source: 「芸術と日常―反芸術/汎芸術」展図録(国立国際美術館、1991年)

高松次郎「山手線事件」(村井督侍撮影)、一九六二年
 Source: 「高松次郎―思考の宇宙」展図録(府中市美術館ほか、2004年)

高松次郎《複合体》、 一九七二年、脚立、レンガ、一四一×一二四×八〇cm、個人蔵
 Source: 「高松次郎―思考の宇宙」展図録(府中市美術館ほか、2004年)


◆もの派

李禹煥《 項》、一九七九年、鉄、石
 Source:「李禹煥」展図録(神奈川県立近代美術館、1993年)

・関根伸夫《位相―スポンジ》、一九六八年(八八年再制作) スポンジ、鉄、一四四×一一九・八×一一九・八cm、広島市現代美術館
 Source: 「長岡現代美術館賞回顧展 1964-1968」展図録(新潟県立近代美術館、2002年)


◆G9

・会田誠《美しい旗》(戦争画RETURNS)、 一九九五年、襖、蝶番、木炭、大和のりをメディウムにした自家製絵具、アクリル絵具、各一六九×一六九cm(ニ曲一双屏風)

・会田誠 《紐育空爆之図》、一九九六年、 一六九×三七八cm、六曲一隻屏風
 Source: 「アメリカン・エフェクト」展図録(ホイットニー美術館、2003年)

・須田悦弘 《ロレンツ・ローズ》、二〇〇一年 、ニュルンベルク美術館蔵
 Source: 群馬県立美術館 / 須田悦弘展

・ジュン・グエン=ハツシバ《ハッピー・ニュー・イヤー:メモリアル・プロジェクト ベトナムII》、 二〇〇三年、DVD及びminiDV(いずれもNTSC)、一五分、スクリーンサイズ:高さ四〇〇×幅六〇〇cm(もしくはそれ以上:可変)
 Source: 「21世紀の出会い―共鳴、ここ・から」(金沢21世紀美術館、2004年)

・奈良美智《Pancake Kamikaze》、一九九六年、アクリル・コットン 、一二〇×一一〇cm、青森県
 Source: 「ポップ! ポップ!! ポップ!!!展図録茨城県近代美術館、2002年)

・村上隆《DOBの森》、一九九五年、アクリル・カンヴァス、板 一〇〇×一〇〇cm、丸沼芸術の森
 Source:  「ポップ! ポップ!! ポップ!!!展図録茨城県近代美術館、2002年)


◆そのほか

・森村泰昌《肖像(双子)》、一九八八―九〇年、カラー写真プリント、透明メディウム、一三〇・三×一六二cm、広島市現代美術館
 Source: 「ポップ! ポップ!! ポップ!!!展図録茨城県近代美術館、2002年)
  *参考作品:マネ《オランピア》、一八六三年 、オルセー美術館

・舟越桂《砂と街と》、一九八六年、作家蔵

・小林孝亘《House Dog》、 一九九五年、油彩 ・綿布張りパネル、二七〇×二七〇cm、国立国際美術館

・八谷和彦《エアボードγ》、二〇〇一年 、ステンレス、アルミニウム、カーボンファイバー、PHO繊維アルミ蒸着(ZYLON)、小型ターボジェットエンジンTN-100ほか
 Source: 「サイバー・アジア展図録広島市現代美術館、2003年)


参考文献

「特集:日本近現代美術史」、『美術手帖』、二〇〇五年七月号

『日本美術館』(小学館、一九九七年)
 河田明久「戦争と美術」(一〇七二―七三頁)
 ――「十五年戦争画の諸相」(一〇七四―七五頁)
 ――「戦争美術の読まれ方」(一〇七六―七七頁)
 ――「描かれた『大東亜』」(一〇七八―七九頁)
 ――「『陽』と『日の丸』」(一〇八〇―八一頁)
 ――「青年画家たちの戦争」(一〇八二―八三頁)
 ――「戦争の記憶」(一〇八四―八五頁)


リンク

オオタファインアーツ

ギャラリー小柳

ギャラリーサイド2

ギャラリーHAM

ケンジタキギャラリー

児玉画廊

小山登美夫ギャラリー

シュウゴアーツ

SCAI THE BATHHOUSE

タカ・イシイ・ギャラリー

タロウナスギャラリー

西村画廊

白土舎

ハヤカワマサタカギャラリー

ベイスギャラリー

ミズマ・アート・ギャラリー

山本現代

レントゲンヴェルケ

ワコウ・ワークス・オブ・アート