芸術論特殊講義二〇〇六


<第四講> 横浜トリエンナーレをめぐって

1.収入別決算額における比較

99-01収入総額 決算額   03-05収入総額 決算額
国際交流基金分担金 270,477,082   国際交流基金分担金 300,053,718
横浜市分担金 100,000,000   横浜市分担金 361,359,718
朝日新聞社分担金 30,000,000     0
入場料収入 202,408,896   入場料収入 200,962,984
カタログ等販売 11,282,489   カタログ等販売 24,043,607
企業協賛金等 100,347,101   企業協賛金等 53,243,985
その他 118,736   その他 18,715
合計 714,634,304   合計 939,682,727

参考:

『横浜トリエンナーレ2001報告書』(横浜トリエンナーレ組織委員会、2002年)

『横浜トリエンナーレ2005ドキュメント』(横浜トリエンナーレ組織委員会、2006年)


2.支出内訳決算額における比較

01年度支出内訳 決算額   05年度支出内訳 決算額
作家関連経費 296,702,566   展示制作経費 316,051,975
会場関連経費 112,998,106   会場関連費 231,686,133
会場運営費 48,760,937   会場運営費 122,540,939
広報費 46,066,511   広報費 68,368,239
カタログ関連経費 12,557,609   カタログ等経費 18,622,477
関連行事経費 16,653,223   関連事業費 18,846,875
  0   教育プログラム 4,091,030
  0   チケッティング経費 8,397,179
  0   ボランティア経費 4,606,301
  0   ソフトプログラム経費 10,397,483
専門家派遣費 64,000   専門家海外旅費 2,907,068
国内旅費 2,783,312   専門家国内旅費 210,880
  0   業務委託費 46,532,056
  0   人件費 16,646,971
事務局費 63,211,497   事務局費 19,881,023
予備費 0   予備費 0
合計 599,797,761   合計 889,786,629

参考:

『横浜トリエンナーレ2001報告書』(横浜トリエンナーレ組織委員会、2002年)

『横浜トリエンナーレ2005ドキュメント』(横浜トリエンナーレ組織委員会、2006年)


3.山口市との予算規模比較

横浜市の平成17年度当初予算、一般会計1兆2,843億円、特別会計1兆5,260億円、人口358万3,367人

山口市の平成16年度当初予算、一般会計473億1,000万円、特別会計約378億7,290万円、人口14万3,403人

山口:横浜の人口比≒1:25、予算(一般+特別)比=8518290:281030000≒1:33


横浜トリエンナーレ2005関連記事

「横浜ドキュメント2005」(一)、『美術手帖』、二〇〇五年六月号、一六〇―一六五頁。

「横浜ドキュメント2005」(二)、『美術手帖』、二〇〇五年七月号、三〇六―三〇九頁。

「横浜ドキュメント2005」(三)、『美術手帖』、二〇〇五年八月号、二〇〇―二〇三頁。

「横浜ドキュメント2005」(四)、『美術手帖』、二〇〇五年九月号、二〇四―二〇七頁。

奈良美智、豊嶋秀樹、川俣正「作品が生まれていく時のその状態そのものを見せたい」、『美術手帖』、二〇〇五年一〇月号、一八―二四頁。

村田真「川俣正インタビュー」、『美術手帖』、二〇〇五年一〇月号、四九―五一頁。

新川貴詩「公式カメラマン安齊重男が写す――"アートの立ち上がる現場"ドキュメント」、『美術手帖』、二〇〇五年一〇月号、五八―六〇頁。

久木元拓「サーカスと村祭りの狭間で」、『美術手帖』、二〇〇五年一〇月号、七二―七八頁。

川俣正、笠原美智子「ただいま進行中! 国際美術展の愉快なたくらみ」、『遠近』七号、二〇〇五年一〇月、八―一七頁。

暮沢剛巳「開幕!! 横浜トリエンナーレ2005」、『美術手帖』、二〇〇五年一一月号、一七四―一八一頁。

「横浜トリエンナーレ2005 緊急アンケート」、『美術手帖』、二〇〇五年一二月号、一八〇―一八三頁。

白坂ゆり「キュレーター&スタッフ インタヴュー」、『美術手帖』、二〇〇六年一月号、一九八―二〇三頁。

川俣正「『横浜トリエンナーレ2005』総括 企画者からの報告」、『美術手帖』、二〇〇六年二月号、一八五―一八八頁。


リンク

横浜トリエンナーレ2001報告書