アジアとヨーロッパの肖像
国立民族学博物館 九月十一日〜十一月二十五日
国立国際美術館 九月三十日〜十一月二十四日
福岡アジア美術館 十二月六日〜二〇〇九年一月二十五日
神奈川県立近代美術館 二月七日〜三月二十九日
神奈川県立歴史博物館 二月七日〜三月二十九日
1.企画展
・独自のテーマを設定することによって、作品の新しい見方を提示する。
・研究成果によって得られた新知見を提示する。
2.他者論
・アイデンティティの構築=自己と他者の線引き:「私たち」はいかなる同質性を持つ集団か
・他者の表象:「私たち」と異なる存在をいかなる姿で描き出すか
・他者に対する誤認、ステレオタイプ化←情報の欠如+表現する側の文化的慣習
cf. エドワード・サイード(1935-2003) パレスチナ系アメリカ人
主著『オリエンタリズム』(1978年) ※邦訳=平凡社ライブラリー
・到達しえないものとしての他者
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・“新たな気づきの積み重ね”(p.9 ブライアン・ダランズ「まえがき」より)
3.企画趣旨
“アジアとヨーロッパの人びとが、自らをどのようにとらえ、お互いをどのように受けいれてきたのか。その認識のうつりかわりを、広い意味での「肖像」…(中略)…のなかにたどろうとするものです”(「ごあいさつ」より)
“「ひと」を描くことは、じつは「自分」を語ることでもあった”(同上)
※国際共同巡回展
マレーシア、シンガポール、フィリピン、スウェーデン、イギリスへ巡回
アジア・ヨーロッパ・ミュージアム・ネットワーク(ASEMUS)=2001年設立
4.出品作品紹介