民衆の鼓動―韓国美術のリアリズム1945―2005
新潟県立万代島美術館 二〇〇七年十月六日〜十一月二十五日
福岡アジア美術館 十二月二日〜二〇〇八年一月二十二日
都城市立美術館 二月一日〜三月十六日
西宮市大谷記念美術館 五月二十四日〜六月二十九日
府中市美術館 七月五日〜八月二十四日
1.図録の編集・構成
・表紙
・謝辞
・主催者あいさつ
・目次
・巻頭論文、企画趣旨
<カタログ部分>
・章解説
・作品図版、キャプション
<資料編>
・論文、エッセイ、作家インタヴュー、関連文字資料(雑誌等からの再録)
・関連年表、年譜、作家略歴
・作品目録
・参考文献
・奥付
※助成申請、原稿依頼、ポジ管理(新規撮影含む)、出品目録、年表、参考文献等のデータ作成、論文執筆
2.韓国の民衆美術
・1980年の光州民主化運動を皮切りに、反軍部、民主化闘争に協調するリアリズム美術が全盛期を迎える
・現実と発言(ヒョンシル・グヮ・バロン)……1980年、閔晶基(ミン・ジョンギ)、呉潤(オ・ユン)、林玉相(イム・オクサン)らが立ち上げた作家集団。モノクローム絵画などの近代主義美術の唯美主義、形式主義的側面を批判し、農村都市間の階層的矛盾や大量消費社会、環境破壊などの社会問題を主題とした。
・壬戌年(イムスルニョン、じんじゅつねん)……1982年、李鐘九(イ・ジョング)、李明福(イ・ミョンボク)、黄在亨(ファン・ジェヒョン)らが設立。
・ドゥロン……1983年※設立。「あぜ道」の意。
・光州市民美術学校……1983年、洪成潭(ホン・ソンダム)、崔烈(チョ・ヨル)らによって開設。
※「民衆の鼓動」展図録p.69の章解説による。同p.189の関連年表によれば1982年10月の設立。
3.出品作品紹介