フランス絵画の19世紀
島根県立美術館 三月六日―五月三十一日
横浜美術館 六月十二日―八月三十一日
◆展覧会の構成
T. アカデミスムの基盤―新古典主義の確立
U. アカデミスム第一世代とロマン主義の台頭
V. アカデミスム第二世代とレアリスムの広がり
W. アカデミスム第三世代と印象派以後の展開
◆展覧会図録の構成
ごあいさつ
謝辞
アカデミスムと近代性|ブルュノー・フカール
ドラクロワをめぐる19世紀前半のフランス絵画とアカデミスム|バルテレミー・ジョベール
19世紀後半のフランス絵画におけるアカデミスムと近代性―エドゥアール・マネを中心に―|三浦篤
カタログ
19世紀フランスにおける風景画の展開|新畑泰秀
起源の探究―コルモンとゴーガン、時間と空間のプリミティヴィスム|蔦谷典子
19世紀フランスのアカデミスム絵画と日本近代洋画家たち|三浦篤
作家解説
ローマ賞絵画部門グランプリ受賞者(1774-1905年)
美術アカデミー絵画部門会員リスト
文献目録
作品リスト
T. アカデミスムの基盤―新古典主義の確立
1-1. ジロデ=トリオゾ ン《エンデュミオンの眠り》、1791年、油彩・カンヴァス、90.0×117.5cm、モンタルジ、ジロデ美術館
1-2. ジロデ=トリオゾン《洪水の情景》、1802年、油彩・カンヴァス、146.5×121.5cm、モンタルジ、ジロデ美術館
1-3. ピエール・ナルシス=ゲラン《トロイアの陥落をディドに語るアエネアス》、1819年、油彩・カンヴァス、131.0×176.0cm、ボルドー美術館
U. アカデミスム第一世代とロマン主義の台頭
2-1. レオポルド・ロベール《春の寓意》または《ナポリ近郊、アルコの聖母礼拝堂の祭りからの帰り道》、1827年、油彩・カンヴァス、142.0×212.5cm、ルーヴル美術館
2-2. レオポルド・ロベール《夏の寓意》または《ポンティーノ湿地帯への刈り入れの到着》、1830年、油彩・カンヴァス、141.5×212.0cm、ルーヴル美術館
2-3. レオン・コニエ《死せる娘を描くティントレット》、1843年、油彩・カンヴァス、143.0×163.0cm、ボルドー美術館
2-4. イポリット・フランドラン《トロイアへ向かうギリシャ軍の動きを見張る、プリアモスの息子ポリテス》、1834年、油彩・カンヴァス、198.0×148.5cm、サン=テティエンヌ美術館
2-5. アンリ・レーマン(カール=エルネスト=ロドルフ・ヘンリッヒ)《預言者エレミア》、1842年、油彩・カンヴァス、228.5×294.0cm、アンジェ美術館
2-6. ジャン・ジャラベール《オダリスク》、1842年、油彩・カンヴァス、90.0×118.0cm、カルカソンヌ美術館
V. アカデミスム第二世代とレアリスムの広がり
3-1. ポール・ボードリー《アラクス河岸で牧人たちに発見されるゼノビア》、1850年、油彩・カンヴァス、145.0×113.0cm、パリ、国立美術学校
3-2. アレクサンドル・カバネル、アドルフ・ジュルダン《ヴィーナスの誕生》、1864年頃、油彩・カンヴァス、85.2×135.8cm、ダヘッシュ美術館
3-3. アモリー=デュバル(ウジェーヌ・エマニュエル=アモリー・ピヌー=デュヴァル)《ヴィーナスの誕生》、1862年、油彩・カンヴァス、197.0×109.0cm、リール美術館
3-4. ジャン=レオン・ジェローム《弟子にベルヴェデーレのトルソを見せるミケランジェロ》、1849年、油彩・カンヴァス、52.1×37.5cm、ダヘッシュ美術館
3-5. ウィリアム=アドルフ・ブグロー《フローラとゼフュロス》、1875年、油彩・カンヴァス、185.0×185.0cm、ミュルーズ美術館
3-6. ジャン=ジャック・エンネル《牧歌》、1879年頃、油彩・カンヴァス、160.0×300.0cm、パリ市立プチ・パレ美術館
W. アカデミスム第三世代と印象派以後の展開
レオン=フランソワ・コメール《羊飼いへのお告げ》、1875年、油彩・カンヴァス、145.0×113.0cm、パリ、国立美術学校
カルロス=デュラン(シャルル=エミール=オーギュスト・デュラン)《ヘベ》、1874年、油彩・カンヴァス、200.0×104.0cm、リール美術館
ラファエル・コラン《フロレアル(花月)》、1886年、油彩・カンヴァス、111.0×190.5cm、アラス美術館(オルセー美術館寄託)
ラファエル・コラン《エリーズ嬢の肖像》、1885年、油彩・カンヴァス、130.0×90.5cm、島根県立美術館
ポール・フランソワ・カンサック《青春の泉》、1889年、油彩・カンヴァス、250.0×170.0cm、ボルドー美術館