港で出合う芸術祭 神戸ビエンナーレ2011


授業の目標

・「現代」美術について理解する。

・「消費/文化」活動について考察する。


1.神戸ビエンナーレ2011の概要 会場写真

公募展+企画展

テーマ:きら kira

会期:10月1日〜11月23日

会場:神戸ハーバーランド、ポーアイしおさい公園、兵庫県立美術館、元町高架下

主催:神戸ビエンナーレ組織委員会、神戸市

  ◆会場構成

神戸ハーバーランド
  ファミリオ会場
    ゲートアート/アート イン コンテナ国際展/中国・天津作家展
    いけばな未来展/文化庁メディア芸術祭ネットワークス/現代陶芸展
    フォト展/こども絵画展/書道展/日本画展
    工芸展/ハートでアートこうべ/韓国・光州作家展
  キャナルガーデン会場
    グリーンアート展

ポーアイしおさい公園

兵庫県立美術館
    招待作家展REFLEXIONEN ひかり いろ かたち/チャンネル2/榎忠展

元町高架下会場


2.作品紹介

 2−1.神戸ハーバーランド(ファミリオ会場)

ファミリオ会場

アート イン コンテナ国際展

1. ジョナサン・トムソンン(オーストラリア)《A Work in the Clouds》(1)(2)(3)

2. 石上和弘《白夜の夜空へ》(1)(2)(3)(4)

ファミリオ会場 B2Fから2Fへ

ファミリオ会場 2F風景

文化庁メディア芸術祭ネットワークス

3. 犬飼博士《eスポーツグラウンド》

4. 湯浅政明「四畳半神話大系」

東北から「祈りを紡ぐ」写真展同写真展より

いけばな未来展

5. 千草真流(伊澤千定、稲泉千永、明力真翠、東郷千洋、桑原千節)

6. 峰風遠州流(加藤亜希峰、加藤裕峰、北川智湖、佐野純峰、平尾真風)

工芸展

書道展

日本画展

障がい者アート展 ハートでアートこうべ

フォト展

現代陶芸展

7. 加藤重美《綵匣》

こども絵画展

8. 最優秀賞 榊大和(兵庫県 小4)《自然とふれあえる自分だけの木の家》

9. 元方(ユアン・ファン)(天津市 小5)《兎年大吉》

10. 孫玥(スン・ユエ)(天津市 小5) 《天津の夜景を楽しむ》

11. 趙婧延(シャオ・ジンヤン)(天津市 小4)《雪が降っている!》

ハンドツリーアートプロジェクト(1)(2)(3)

 2−2.神戸ハーバーランド(キャナルガーデン会場)

キャナルガーデン

12. 折戸朗子《盆栽リーゼント栽培キット―頭上緑化のすすめ―》

13. 小牧徳満《鉢うえのプランター村》(1)(2)


 2−3.ポーアイしおさい公園

ポーアイしおさい公園

14. 角野晃司《監視者》

15. 東方悠平《神戸ゴミタワー》


 2−4.兵庫県立美術館

兵庫県立美術館

REFLEXIONEN ひかり いろ かたち(1)(2)

・チャンネル2

16. イチハラヒロコ

17. 大西伸明《LOVERS LOVERS》

榎忠展 美術館を野生化する

18. 榎忠《ハンガリー国へ行く》/《半刈り》

19. 榎忠《薬莢》1991-2011年


 2−5.元町高架下会場

モトコー7番街

20. 戸矢崎満雄ほか《銀の雨・金の環》(1)(2)

21. 松延総司《私の石》(1)(2)

モトコー4番街

22. 本堀雄二《BUTSU-Ofudousan》(1)(2)


3.まとめ

  ・「現代」美術

―「現代美術」と「現代の美術」
―「現代美術」=過去には存在しなかった「現代ならではの表現」←→伝統美術
―「現代の美術」=日本画も書も工芸も児童画も含めたあらゆる美術

  ・「消費/文化」活動

―バーバラ・クルーガー“I shop therefore I am”(←I think therefore I am: 我思うゆえに我あり)
―消費しなければ無価値な存在と化す都市空間
―都市にアートを(現代美術、大道芸)
―商業施設で埋め尽くされた都市←→非消費活動の隙間を創る


過去の講義ノートへのリンク

二〇〇九年後期 <第五講> 第2回神戸ビエンナーレ

二〇〇七年後期 <第七講> 「神戸ビエンナーレ2007」