アジアの国際美術展(二)
台北雙年展
・配布資料:「台北雙年展 関連資料抜粋」
1.台湾の歴史
------ 台湾島における社会形成(マレーポリネシア系の人々が移住)
16世紀 漢人系住民(河洛人、客家人)の移住
1624年 オランダ人の南部入植
1626年 スペイン人の北部入植
1661年 鄭成功によるオランダ勢掃討、漢民族系政権の確立
1683年 清による占領
1895年 日清戦争により日本に割譲
1945年 第二次大戦終結により中華民国が接収
1996年 第1回総統選挙で国民党の李登輝当選
2.台北雙年展の歴史
1998年 欲望場域/Site of Desire
2000年 無法無天/The Sky Is the Limit
2002年 世界劇場/Great Theatre of the World
2004年 在乎現實嗎/Do You Believe in Reality? 〈スライド〉
2006年 〔限制級〕瑜伽/Dirty Yoga
2008年 (テーマなし)
2010年 (テーマなし)
2012年 (テーマなし?)
◆第8回台北雙年展
会期:2012年9月29日(土)〜2013年1月13日(日)
会場:台北市立美術館ほか 〈スライド〉
3.第5回台北雙年展(2006-07年)
1. カタリーナ・グロッセ(ドイツ)《ダスキー・スーパー・ソイル(大量のくすんだ土)》(1)、(2)
2. TAKE2030(イギリス)《ポータ2030》(1)、(2)、(3)
3. マウロ・レスティッフェ(ブラジル)《赤信号のポートレート》(1)、(2)、(3)
5. 田中功起《Everything is Everything(一即一切)》(1)、(2)、(3)、(4)
6. シャジア・シカンダー(パキスタン)《停止の病理学》(1)、(2)
7. アン=ミ・レー(ベトナム)《29パームズ基地―機械化された攻撃》(1)、(2) 2003-04年
8. 田口加奈《ちょっとした不安―もしそれを名づけるとすれば》(1)、(2)、(3)
◆共同キュレーター制の見直し
1998年 欲望場域/ Site of Desire
南條史生(日本)
2000年 無法無天/The Sky Is the Limit
ジェローム・サン(フランス)+徐文瑞(台湾)
2002年 世界劇場/Great Theatre of the World
バルトメウ・マリ(スペイン)+王嘉驥(台湾)
2004年 在乎現實嗎/Do You Believe in Reality?
バーバラ・ファンダーリンデン(ベルギー) +鄭慧華(台湾)
2006年 〔限制級〕瑜伽/Dirty Yoga
ダン・キャメロン(アメリカ)+王俊傑(台湾)
2008年
ワシフ・コルトゥン(トルコ)+徐文瑞(台湾)
2010年
ティルダード・ゾルガダー(イラン)+林宏璋(台湾)
2012年
アンゼルム・フランケ(ドイツ)
4.まとめ
・台湾の歴史
―中華民国と「2つの中国を認めない世界」
―中華民国暦(1912年が元年。昨年が中華民国100年)
―1990年代の民主化と国際化
―現代美術の同時代性と国際性
・ビエンナーレの国際性と地域性
―アジアの美術と世界の美術
―アジア美術に詳しい欧米のキュレーター?
―共同キュレーター制における確執
―観客にとっては海外の作家を知る機会
―地域社会にとっては、地域の文化力を底上げする機会