そのほか非欧米圏の国際美術展(一)
ダカール/サンパウロ/サンティアゴ・デ・チリ


・配布資料:「サンパウロ・ダカール・サンティアゴ・デ・チリ 関連資料抜粋


1.第27回サンパウロ・ビエナウ(2006年)

会場:シッシロ・マタラッツォ・ビエンナーレ・パヴィリオン

会期:2006年10月7日〜12月17日

テーマ:いかにしてともに生きるか

参加国数:51カ国・地域

出品作家数:118人(組)

総合監督=リゼッチ・ラニャード 〈スライド〉

サンパウロ(南米地図)

シッシロ・マタラッツォ・ビエンナーレ・パヴィリオン(内部1)(内部2)

1. ジェーン・アレクサンダー(南アフリカ)《警護》(部分1)(部分2) 2006年

2. トーマス・ヒルシュホルン(スイス)《ただちに復旧せよ》(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8) 2006年

会場で車座になって説明を聴く学生たち

3. トマス・サラセーノ(アルゼンチン)《入道雲―空港都市》 2006年


2.第9回ダッカールト(2010年)

正式名:ダッカールト2010―現代アフリカ美術ビエンナーレ

会場:テオドール・モノ・アフリカ美術館、同別館、国立美術館ほか

会期:2010年5月7日〜6月7日

第1部:「展望(Perspective)」

第2部:「回顧(Retrospective)」

オフ展

※ビエンナーレ創設20周年と建国50周年を祝う 〈スライド〉

ダカール(アフリカ地図)

テオドール・モノ・アフリカ美術館別館

4. モリジ・キテンゲ・バンザ(コンゴ)《私たちまたはエルドラドへの賛歌》

モリジ・キテンゲ・バンザ 展示風景

5. モリジ・キテンゲ・バンザ《合衆国―1948年から現在まで》(1)(2) 2009年

テオドール・モノ・アフリカ美術館

第2部「回顧」展 会場風景

6. マンスール・シス・カナカシー(セネガル)《アフリカ合衆国紙幣50アフロ》(1)(2)


3.チリ・トリエナル2009

会期:2009年10月5日〜12月5日(=春)

会場:イキケ、アントファガスタ、バルパライソ、サンティアゴ、コンセプシオン、テムコ、バルディビア各都市の美術館、文化施設等

※2010年の建国200周年に向けた先行事業として開催 〈スライド〉

サンティアゴ、バルパライソ(南米地図)

チリ・トリエナル会場

現代美術館MAC(フォレスタル公園)

7. パトリシア・ブエノ《淑女の遊戯》(部分) 2003-09年

8. クリスティアン・ベンダヤン《母と私 1》 1999年

9. クリスティアン・ベンダヤン《私が支配するだろう》 2004年

10. クリスティアン・ベンダヤン《三美神》 2007年

現代美術館MAC(キンタ・ノルマル)

11. アレハンドロ・サルミエント+ルハン・カンバリエレ《液体の愛》(部分1)(部分2) 2009年

12. イバン・ナバッロ《ワシントンDCのための失われた記念碑、あるいはビクトル・ハラのための記念碑案》


4.まとめ

 ・南半球の現代美術展

―1951年 サンパウロ・ビエナウ創設/周縁ビエンナーレ

―1973年 シドニー・ビエンナーレ創設

―1992年 ダッカールト創設/非エリート的現代美術

―2009年 チリ・トリエナル開催/地域的現代美術

 ・「中心/周縁」

―「独楽の落つるところ、すべての場所が世界の中心になる」(オクタビオ・パス)

―多数派としての「周縁」

―「群島」(マッシモ・カッチャーリ)