美学・美術史概論U二〇一三


<第六講> ベルリン(2)、ノイエス・ムゼウムほか

ベルリン主要部地図

◆プロイセン王家

・1701年 フリードリヒ1世が初代プロイセン王となる。

ベルリン芸術アカデミーやベルリン学術協会の創設

リーツェンブルク宮殿(現シャルロッテンブルク宮殿)の造営など学芸を奨励

・大王フリードリヒ2世の時代に全盛期を迎える(在位1740-1786)

・1918年のドイツ革命で王政が廃止される


新美術館( ノイエス・ムゼウム)

1-1. ネフェルトイティ王妃胸像、新王国 第18王朝、紀元前1340年頃、テル・アル=アマールナ、トトメスの工房址出土、石灰岩、彩色、高さ48cm、新美術館

1-2. ネフェルトイティ王妃胸像 左側面と正面


ペルガモン美術館

2-1. ペルガモンの大祭壇、紀元前165-150年頃、トルコ、ペルガモン(現ペルガマ)出土、大理石、高さ230cm、ペルガモン美術館

2-2. ペルガモンの大祭壇(部分1)、「階段北側フリーズ:海の神々と巨人族の戦い」

2-3. ペルガモンの大祭壇(部分2)、「東側フリーズ:ゼウスと巨人族の戦い」

2-4. ペルガモンの大祭壇(部分3)、「東側フリーズ:アテナと巨人族の戦い」

美術用語N ギガンテス


美術史の方法論D 他の学問との連携:

・考古学

・美学、芸術学、哲学、現代思想

・心理学、精神分析学、脳科学

・社会学、政治学、国際関係論


ボーデ美術館

3-1. ミヒェル・エアハルト《外套の聖母》、1480年頃、菩提樹、高さ135cm、ボーデ美術館

3-2. ミヒェル・エアハルト《外套の聖母》(部分:聖母)

3-3. ミヒェル・エアハルト《外套の聖母》(部分:信者たち)

美術用語O  ミゼルコルディア


ベルリン主要部地図

シャルロッテンブルク宮殿

4-1. ヴァトー《ジェルサンの看板》、1720年、油彩・カンヴァス、166×306cm、シャルロッテンブルク宮殿

4-2. ヴァトー《ジェルサンの看板》(部分1)、「ルイ14世の肖像」

4-3. ヴァトー《ジェルサンの看板》(部分2)、「絵に見入る好事家たち」「鏡に見入る女性」

美術用語P ロココ美術


旧国立美術館 (アルテ・ナチオナルガレリー)

5. フリードリヒ《海辺の修道士》、1808-10年、油彩・カンヴァス、110×171.5cm、旧国立美術館

6. フリードリヒ《樫の森の修道院》、1808-10年、油彩・カンヴァス、110.4×171.0cm、旧国立美術館

フリードリヒ作品の展示風景

7.ベックリン《ヴァイオリンを弾く死神のいる自画像》、1872年、油彩・カンヴァス、75.0×51.0cm、旧国立美術館

8. ベックリン《寄せ波》、1879年、油彩・カンヴァス、75.0×51.0cm、旧国立美術館

9. ベックリン《死の島 V》、1883年、油彩・カンヴァス、80.0×150.0cm、旧国立美術館

ベックリン作品の展示風景

10. アンゼルム・フォイエルバッハ《プラトンの饗宴》、1873年、油彩・カンヴァス、750.0×400.0cm、旧国立美術館


まとめ

・プロイセン王家/フリードリヒ1世、「博物館島

・新美術館

・ペルガモン美術館

・ボーデ美術館

・シャルロッテンブルク宮殿

・旧国立美術館

・美術用語:ギガンテスミゼルコルディアロココ美術

・美術史の方法論:他の学問との連携=考古学、美学、社会学


作家一覧

1.ミヒェル・エアハルト(1440/45-1522)Michel Erhart

2.アントワーヌ・ヴァトー(1684-1721)Antoine Watteau

3.レンブラント(1606-1669)Rembrandt Harmensz. van Rijn

4.ヨハネス・フェルメール(1632-1675)Johannes Vermeer

5.カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(1774-1840)Caspar David Friedrich

6.アルノルト・ベックリン(1827-1901)Arnold Böcklin

7.アンゼルム・フォイエルバッハ(1829-1880)Anselm Feuerbach