百科事典的な宮殿2(アルセナーレ)
1.ヴェネツィア・ビエンナーレ第55回国際美術展の受賞結果
◆金獅子賞
国別参加部門:アンゴラ館(パラッツォ・チーニで展示)
国際企画展部門:ティノ・セーガル(1976- イギリス、ジャルディーニ中央館で展示)
◆銀獅子賞
カミーユ・アンロ(1978- フランス、アルセナーレで展示)
◆特別表彰
国別参加部門:キプロスとリトアニアの合同展示(パラスポート・アルセナーレで展示)/日本館(ジャルディーニ)
国際企画展部門:シャロン・へイズ(1970- アメリカ合衆国、アルセナーレで展示) /ロベルト・クオーギ(1963- イタリア、アルセナーレで展示)
2.アルセナーレの会場構成(地図)
1. コルデリエ
2. アルティッリエリエの南3室
3. テーゼ劇場前(17)+ガッジャンドレ(18)
4. ジャルディーノ・デッレ・ヴェルジーニ(19)
◆作品スライド
1. アルセナーレ入口
2. マリノ・アウリーティ(1891-1980 イタリア)《百科事典的な宮殿》、(部分1)、(2)、(3)、(4)、1955年
3. J.D.オカイ・オジェイケレ(1930- ナイジェリア) 「ヘッドドレス・シリーズ」展示風景、(部分1)、(2)
4. ロベルト・クオーギ(1963- イタリア)《ベリンダ》(1)、(2)、2013年 ※特別表彰
5. カミーユ・アンロ(1978- フランス)《大変な疲労》、2013年 ※銀獅子賞
6. 闞萱(カン・シュエン 1972- 中国)《キビの大墳墓(大谷子堆)》、2012年
7. ロバート・クラム(1943- アメリカ合衆国)《創世記》 展示風景(1)、(2)、(部分1)、(2)、(3)
8-1. 澤田真一(1982- )展示風景
8-2. 澤田真一《無題》
8-3. 澤田真一《無題》
8-4. 澤田真一《無題》
8-5. 澤田真一《無題》
9. シャロン・へイズ(1970- アメリカ合衆国)《調査―3》、2013年 ※特別表彰
10-1. ヤコブ・ユリアン・ジョルコフスキ(1980- ポーランド)展示風景
10-2. ヤコブ・ユリアン・ジョルコフスキ《起源―涙する銀河》ほか展示風景
11. ヤコブ・ユリアン・ジョルコフスキ《動物寓話集》、2013年
12. ヤコブ・ユリアン・ジョルコフスキ《百の目、百の指》、2013年
13. ヤコブ・ユリアン・ジョルコフスキ《地球の起源》、2013年
14. ヤコブ・ユリアン・ジョルコフスキ《理性の眠り》、2013年
16. ジミー・ダーラム(1940- アメリカ合衆国)《ジーサス ソーセージが問題だ(ここが正念場)》、1992年
17. ポール・マッカーシー(1945- アメリカ合衆国)《幼児教育用人体解剖人形》、1990年頃
18. ジョン・デ・アンドレア(1941- アメリカ合衆国)《アリアル II》、2011年
19. スタン・ヴァンダービーク(1927-1984 アメリカ合衆国)《ムーヴィー壁画》(部分1)、(2)、1968/2013年
20. ユーリ・アンカラーニ(1972- イタリア)《ダ・ヴィンチ》
21. ウォルター・デ・マリア(1935- アメリカ合衆国)《アポロンの法悦》、1990年
3.まとめ
・パーティションの工夫
―大きな空間/小さな空間
―四角い空間/丸い空間
―インスタレーション/映像の部屋
―細長いコルデリエの空間に変化やリズムを生み出す
―大規模なインスタレーションや小さなドローイングなど、多様な作品で展覧会を構成
・展示物と展示空間の関係
―展示物の多様化と「非美術」化
―展示空間の美術館化=最適な照明と白い壁
―展示空間による聖別化 ※ブライアン・オドハーティ(Brian O’Doherty)「ホワイト・キューヴ論」
―展示物の美的強度=他の展示物との比較対照