第25回UBEビエンナーレ


第25回UBEビエンナーレの概要 会場写真

 公募展/彫刻展/単館開催

 会期・会場:

2013年9月29日〜11月24日 ときわミュージアム彫刻野外展示場

主催:宇部市、UBEビエンナーレ運営委員会、毎日新聞社

協賛:宇部興産株式会社

後援:文化庁、国際交流基金、山口県、山口県立美術館、秋吉台国際芸術村、山口情報芸術センター、下関市立美術館、北九州市立美術館、NHK山口放送、tysテレビ山口、yab山口朝日放送、KRY山口放送、C-able山口ケーブルビジョン

助成:公益財団法人 花王芸術・科学財団、エネルギア文化・スポーツ財団、芸術文化振興基金


主催・後援・協賛・助成・協力

主催は、展覧会全体に責任を持つ。美術館単独の場合もあれば、行政組織や企業などが名を連ねる場合もある。また、共催という位置づけで、中心的に責任を担う組織とは別立てで、同等の実施責任を担う場合もある。

後援は、展覧会の実施にあたり便宜をはかる。政府機関や地方自治体、教育委員会など。さまざまな認可手続きの際に、他の競合事業との調整を行う。

協賛は、物理的な支援や業務上の協力を行う企業等。

助成は、経済的支援を行う財団や基金。

協力は、そのほかさまざまな形での支援を行う機関や団体。個人も含む。


作品スライド

 1. 石の彫刻:大理石・花崗岩・玄武岩・トラバーチン

1. ペトレ・ヴィジリュ・モゴサヌ《HOPE DOOR》(1)(2)、カラーラ大理石、330×170×170cm、山口県立美術館賞

2. 林大作《Prologue》、花崗岩、ステンレス、120×230×190cm

3. 濱坂渉《大地の響・身体の座・Y》、花崗岩、50×360×200cm

4. カール・ウルリッヒ・シュバンダー《NEXT STOP: NATURE》、玄武岩、ボーリングコア、137×135×215cm

5. 冨長敦也《Our Love》、トラバーチン(白:イタリア、赤:イラン、黄:旧ユーゴスラビア産)、65×450×450cm、大賞(宇部市賞)

6. 藤本イサム《石の華》、白花崗岩、鉄棒、塗料、150×550×200cm、毎日新聞社賞

 2. 金属の彫刻:コールテン鋼・鉄・ステンレス

7. 阿比留生吾《種子》、コールテン鋼、210×280×226cm

8. 森貴也《境界》、鉄、ステンレス、130×500×200cm、宇部マテリアルズ賞

9. 武田克史《羽衣伝説》、ステンレス、230×380×260cm

10. 橋勇一郎《Green Fire》、ステンレス・塗料、420×180×180cm

11. 外礒秀紹《Sin》、ステンレス・塗料、白御影石、370×260×260cm、宇部興産株式会社賞

12. ソルヴェイグ・ヴァジルジェヴァ《TIME CATCHER》、鉄・塗料、300×400×180cm

 3. 木の彫刻:ラワン合板・米杉

13. [gh/e](御幸朋寿・永田康祐・砂山太一)《Ephemeral depth》、ラワン合板・木材保護塗料、72×288×288cm

14. 中出武彦《もりのまち》、米杉、コンクリート、450×220×220cm

 4. そのほかの素材・混合技法:樹脂・FRP・植物・白色セメント

15. 鎌田祥平《Collection》、透明樹脂、石、200×400×100cm、山口銀行賞

16. 佐藤圭一《じいちゃんの鼻の穴に宇宙があった。》(1)(2)(3)、FRP、ステンレス、スタイロフォーム、ラワン、245×327×288cm、島根県立石見美術館賞

17. 三宅之功《Who's the man》(1)(2)、植物、ステンレス、人工土壌、徳山御影、400×250×250cm、下関市立美術館賞

18. 小川徹也《1925〜2013〜》(1)(2)、白セメント、モルタル、陶器、植物、10×330×540cm

会場風景(1)(2)

※応募規定:3辺の合計900cm以内


関連事業

19. teamU《ときわの風浪》

開会式

20. 「彫刻といけばなの散歩道」(9/29・30)会場風景

21. 宇部華道協会 華道家元池坊つかさ会

22. まちなかアートフェスタ


第25回UBEビエンナーレ各賞

大賞(宇部市賞) [買上げ賞]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・500万円
宇部興産株式会社賞 [買上げ賞]・・・・・・・・・・・・・・・・・400万円
毎日新聞社賞・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・150万円
宇部マテリアルズ賞・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100万円
緑と花と彫刻の博物館賞[模型作品買い上げ賞] ・・・・・50万円
山口県立美術館賞 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20万円
島根県立石見美術館賞 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20万円
下関市立美術館賞 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20万円
山口銀行賞 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10万円


第25回UBEビエンナーレ選考委員会

酒井忠康(美術評論家・世田谷美術館長) ※委員長
隈研吾(建築家・隈研吾建築都市設計事務所)H24年度まで
澄川喜一(彫刻家・島根県立石見美術館長)
水沢勉(美術評論家・神奈川県立近代美術館長)
逢坂恵理子(横浜美術館館長)
河口龍夫(現代美術家・京都造形大学客員教授)H25年度から
斎藤郁夫(山口県立美術館副館長)
浜田剛爾(美術家)H24年度まで
藤原徹平(建築家・横浜国立大学大学院Y-GSA准教授)H25年度から
南嶌宏(美術評論家・女子美術大学教授)
岸桂子(毎日新聞社東京本社学芸部記者)
久保田后子(宇部市長・緑と花と彫刻の博物館長)


まとめ

 ・展覧会の開催組織

―美術館とメディア、行政との協力関係を読み解く

―助成団体、協賛企業に展覧会組織の特性が見えてくる

―展覧会の社会的意義の裏書き

―学芸員の構想力と組織構成力

 ・現代彫刻の多様性

―伝統的な素材(石・金属・木)と新しい素材(樹脂・FRP)

―複数の素材の組み合わせと新しい表現

―具象彫刻と抽象彫刻

―街中設置を意識した題材や素材の選択