港で出合う芸術祭 神戸ビエンナーレ2015
1. 神戸ビエンナーレ2015
◆概要 会場写真
公募展
会期:2015年9月19日〜11月23日(66日間)※東遊園地会場は11月1日まで
会場:東遊園地、メリケンパーク、ハーバーランド、元町高架下、兵庫県立美術館、横尾忠則現代美術館、BBプラザ美術館
主催:神戸ビエンナーレ組織委員会、神戸市
共催:兵庫県
後援:兵庫県教育委員会、神戸市教育委員会、朝日新聞社、朝日放送、NHK神戸放送局、MBS、関西テレビ放送、Kiss FM KOBE、神戸新聞社、産経新聞社、サンテレビジョン、日本経済新聞社、毎日新聞社、読売新聞神戸総局、読売テレビ、ラジオ関西
◆テーマ スキ。[su:ki] スライド
神戸が、スキ。
新しいもの、優れたもの、愛らしいものに私たちは心惹かれます。好奇心は気持ちを弾ませ、さまざまな芸術文化を花咲かせます。好みは人それぞれの趣向ですが、この直感には素直なこころが現れています。そして、日本人は、この「好き」の語感も好み、日常に親しんできました。紙を漉き、土地を鋤き、髪を梳き、隔てを透く‥。櫛や鍬や柵などで、乱れたものを整えたり、余分なものを省いたり、空かせて通りを良くするのです。
この生気を吹き込む軽みと洒脱さは、多くの数寄者を生み、自身の感性を見極めるとともに、相手の好みを慮り、時にはスキを与える美徳さえも"もてなし文化"として育んできたのです。さまざまな価値や表現が「さく」今日、お洒落な都・神戸で、心おきなく大切な「スキ。」と出合い遊びましょう。
Source: http://www.kobe-biennale.jp/news/pdf/20150427154207-fb47a68b81ffdcc05ae984aefe73ca9738c8869f.pdf (2015/7/5)
◆構成
・コンペティション部門
アートインコンテナ国際展
しつらいアート国際展
創作玩具国際展
コミックイラスト国際展
ペインティングアート展
グリーンアート展
現代陶芸展
・神戸力発信部門
海外招待作家展
国内招待作家展
いけばな未来展・野外展
書道展
イスラエル書道家による作品展
障がい者公募作品展 ハートでアートこうべ2015入選作品展
大学作品展
ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム
横尾忠則 続・Y字路
兵庫・神戸の仲間たち展
まちなかコンサート
まちなかアートギャラリー
沖縄の日「サウンドオブ琉球〜世は稔れ〜」
めぶくアート展 神戸+秋田・関西・気仙沼・NY・仙台・石巻
成田一徹切り絵展
こうべ市展 市長賞作品展2015
フォトコンテスト
◆歴史
第1回 2007年10月6日〜11月25日 出会い〜人・まち・芸術
メリケンパーク第2回 2009年10月3日〜11月23日 わ wa
メリケンパーク、兵庫県立美術館ギャラリー棟、神戸港、三宮・元町商店街、ほか
※港を活かす「海上アート展」第3回 2011年10月1日〜11月23日 きら kira
神戸ハーバーランド、ポーアイしおさい公園、兵庫県立美術館、元町高架下
※東日本大震災に配慮して野外展示を自粛。高架下展示開始第4回 2013年10月1日〜12月1日 さく “saku”
メリケンパーク、神戸港エリア、兵庫県立美術館・ミュージアムロードエリア、三宮・元町エリア、ほか
※メリケンパーク、海上アート展復活。横尾忠則美術館、ミュージアムロードエリア、市内ギャラリー等も追加第5回 2015年9月19日〜11月23日 スキ。[su:ki]
東遊園地、メリケンパーク、ハーバーランド、元町高架下、兵庫県立美術館、横尾忠則現代美術館、BBプラザ美術館
※夜間展示を独立化。海上アート休止
平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災により、まちは壊滅的な被害を受けましたが、復興への過程で物資の面だけではなく、芸術や文化の力がいかに暮らしの中で支えになっているかということに改めて気づきました。そうした体験を踏まえ、神戸市は、平成16年12月4日、芸術文化の力で未来へ向かっていきいきと進化するまちをめざしていくため、「神戸文化創生都市宣言」を行いました。平成17年9月に策定した文化創生推進プログラムにより、現在、文化創生に向けた様々な取り組みを行っていますが、開港140年にもあたる2007年、芸術文化の更なる振興と、神戸のまちの賑わいや活性化につなげる新たな試みとして、「神戸ビエンナーレ2007」を開催いたしました。
→震災からの精神的復興を目指した芸術祭
矢田立郎(神戸市長)「あいさつ」、『神戸ビエンナーレ2007』(神戸ビエンナーレ組織委員会、2008年)、4頁。
2. メリケンパーク
2. 肥原慶甫(未生流)
・入賞作家招待作品展/創作玩具国際展/コミックイラスト国際展
3. 柴田美千里《美脚写真館》、(部分)
7. TJB・2015(NPO法人誕生日ありがとう運動本部就労継続支援B型「誕生日ありがとう」)《神戸の夢》、(部分)
8. 森口浩太郎(一般財団法人カナウ アートセンター叶)《古代魚プテラピテス》
・書道展
3. ハーバーランド
12. ムハマド・ヌル・ファリス・ビン・モハメド・サリム(ファリス・ナカムラ, シンガポール)《Hai, Chiizu, Kobe!》
13. 東巧(東京)《Organic-Circle 〜豊かな自然の恵みとの対話》、(部分)
・umie
14. makotwo(京都)《鳴滝》
15. 禿鷹墳上(茨城)《春望》
4. 元町高架下
16. 佐伯一甫(未生流(庵家))/中山高昌(未生流中山文甫会)
17. 野村聴松庵(甲州流)
5. 兵庫県立美術館
6. 横尾忠則現代美術館
19. 横尾忠則「続・Y字路」
20. 横尾忠則《東京家族》 2012年
7. BBプラザ美術館
8. 東遊園地
・東遊園地
22. ゼロバイゼロ《Isles(アイルズ)》/伊藤嘉英《輝く人》
23. 伊藤嘉英《輝く人》(1)、(2)、(3)
25. 沼倉真理《まどろみをたゆたう》
26. 石上和弘《富士山牛車》
27. 片岡純也《Planet of the scotch tape/セロテープの惑星》
30. Max Love 333《Love Vibe Inside 3D》
31. 藤元翔平《触れられないが、触れられる》(1)、(2)
32. 人長果月《Heart》
9. まとめ
◆公募展
・山口県美術展覧会
第47回展(1993年)以降、ノンジャンル化
・UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)
第23回展(2009年)以降、UBEビエンナーレが正式名称に
彫刻展を核に多様なイベントを併催・港で出合う芸術祭 神戸ビエンナーレ
2007年開始(1995年の阪神・淡路大震災からの精神的復興を目指して)
オール・ジャンル(さまざまなジャンルの展覧会の複合体)
・現代のアート
―いけばな、工芸、書、メディア芸術、アニメ、玩具まで
―市民参加と公募展
―アマチュアとプロフェッショナル
―地域性と国際性
・展覧会の複合イベント化
―美術展から芸術祭へ
―芸術表現の鑑賞(受動性)から創造行為への参加(能動性)へ
―多様なジャンルのイベント開催によって多様な客層を呼び込む
―会場の複数化と街歩き(アート・ツーリズム)