美学・美術史概論(美術史) 二〇一八


<第六講> ベルリン、国立美術館絵画館

ヨーロッパ地図

◆EUの「首都」―ベルリン

・プロイセン王国の首都プロイセン王家の美術蒐集→博物館島ムゼウムスインゼル=世界遺産)

・「シュプレー河畔のアテネ」

・「ベルリンの壁」(1961年8月〜1989年11月)

・1990年10月3日、ドイツ再統一

・東西ベルリンと美術館の再編

・ベルリン国際映画祭/金熊賞(2002年 千と千尋の神隠し)

ベルリン主要部地図

チェックポイント・チャーリーとベルリンの壁

チェックポイント・チャーリー


絵画館(ゲメルデガレリー)

51. コレッジョ《レダと白鳥》、1532年頃、油彩・カンヴァス、152.0×191.0cm、国立美術館 絵画館

(参考図版) コレッジョ《ガニュメデス》、《イオ》、《レダ》、《ダナエ》

52. ルーカス・クラナッハ《若返りの泉》、1546年、油彩・板、122.0×186.5cm、国立美術館 絵画館

52. ルーカス・クラナッハ《若返りの泉》 (公式サイトの画像との合成) ※色味の違いに注目

52. ルーカス・クラナッハ《若返りの泉》 (部分1), (2), (3)

クラナッハ作品の展示風景

53. コルネリス・ファン・ハールレム《バテシバの水浴》、1617年、油彩・カンヴァス、102.0×130.0cm、国立美術館 絵画館

ハールレム作品の展示風景

54. シモン・ブーエ《ヴィーナスの化粧》、1625/27年、油彩・カンヴァス、135.0×98.0cm、国立美術館 絵画館

美術用語Q アフロディテ

美術用語R エロス

ブーエ作品ほかの展示風景

55. レンブラント《プロセルピナの略奪》、1630年、油彩・板、83.0×78.0cm、国立美術館 絵画館

55. レンブラント 《プロセルピナの略奪》(部分)

56. レンブラント《長老たちに脅かされるスザンナ》、1647年、油彩・板、76.0×91.0cm、国立美術館絵画館

56. レンブラント《長老たちに脅かされるスザンナ》(部分)

57. ヘラルト・テル・ボルフ《父の訓戒》、1654/55年、油彩・カンヴァス、71.4×62.1cm、国立美術館 絵画館

テル・ボルフ作品の展示風景

58. フェルメール《紳士とワインを飲む女》、1661/62年、油彩・カンヴァス、67.7×79.6cm、国立美術館絵画館

フェルメール《紳士とワインを飲む女》 と《ワイングラスを持つ娘》

「節制の寓意」の比較

フェルメール作品の展示風景

59. フェルメール《真珠の首飾りの女》、1662-65年頃、油彩・カンヴァス、55.0×45.0cm、国立美術館 絵画館

59. フェルメール 《真珠の首飾りの女》(部分)

美術用語S ヴァニタス

ベルリン国立美術館展(2012年)

60. ロイスダール《ハールレムの風景》、1670-75年頃、油彩・カンヴァス、52.0×65.0cm、国立美術館 絵画館

ロイスダール《ハールレムの風景》の比較:ベルリン国立美術館 絵画館/マウリッツハイス美術館/チューリッヒ美術館/アムステルダム国立美術館


美術史の方法論D 世紀毎に傾向を把握する

・13-14世紀:ゴシック

・15世紀:ルネサンス

・16世紀:盛期ルネサンス、マニエリスム

・17世紀:バロック

・18世紀:ロココ、新古典主義

・19世紀:ロマン主義、印象主義、象徴主義


まとめ

・芸術の都ベルリン=かつてのプロイセン王国の首都

・東西ベルリン再統合後の美術館コレクションの再編

・国立美術館 絵画館(ゲメルデガレリー Gemäldegalerie )

・美術用語:アフロディテエロスヴァニタス

・美術史の方法論:世紀毎の傾向把握=ゴシック、ルネサンス、バロック、ロココ、ロマン主義、印象主義、象徴主義


作家一覧

1.コレッジョ(1489頃-1534)Correggio

2.ルーカス・クラナッハ(父)(1472-1553)Lucas Cranach der Ältere

3.コルネリス・ファン・ハールレム(1562-1638)Cornelis van Haarlem

4.シモン・ブーエ(1590-1649)Simon Vouet

5.レンブラント(1606-1669)Rembrandt Harmensz. van Rijn

6.ヘラルト・テル・ボルフ(1617-1681) Gerald ter Borch

7.ヨハネス・フェルメール(1632-1675)Johannes Vermeer

8.ヤーコプ・ファン・ロイスダール(1628-1682)Jacob van Ruisdael