<第十二講> ルーヴル美術館展


ルーヴル美術館展の概要 スライド

企画展/コレクション展/巡回展
会場:大阪市立美術館
会期:2018年9月22日~2019年1月14日
主催:大阪市立美術館、ルーヴル美術館、読売テレビ、読売新聞社
後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本
特別協賛:野村証券
協賛:大成建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜
協力:エールフランス航空、KLMオランダ航空、日本通運
企画協力:NTVヨーロッパ

ルーヴル美術館展の構成

プロローグ:マスク―肖像の起源
第1章 記憶のための肖像
第2章 権力の顔
第3章 コードとモード
エピローグ:アルチンボルド―肖像の遊びと変容


作品紹介

 プロローグ:マスク―肖像の起源

1. 《女性の肖像》、2世紀後半、エジプト、テーベ(?)出土、蝋画・板(シナノキ)、33×20×0.2 cm、古代エジプト美術部門


 第1章 記憶のための肖像

2. 《墓碑肖像》、3世紀半ば、マケドニアとトラキアの間の地域で出土、ギリシア、マケドニア、テッサロニキで制作、大理石、71×56 cm、古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門
3. 《狩りの女神ディアナとして表された若い娘の肖像》、150-170年、イタリア、クマエで発見(?)、大理石、高さ187 cm、古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門
4. 《ブルボン公爵夫人、次いでブーローニュおよびオーヴェルニュ伯爵夫人ジャンヌ・ド・ブルボン=ヴァンドーム(1465-1511)、1510-1530年頃、オーヴェルニュ地方、大理石、178×78.5×29 cm、彫刻部門
5. ジャック=ルイ・ダヴィッド(1748-1825)とその工房《マラーの死》、1794年頃、油彩・カンヴァス、162×130 cm、絵画部門
6. 《胴鎧をまとったカラカラ帝の胸像》、212-217年(頭部)、イタリア、ティヴォリで1769年(?)に発見、大理石、高さ66 cm、古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門
7. イアサント・リゴー(1659-1743)の工房《聖別式の正装のルイ14世(1638-1715)、1702-1710年頃、油彩・カンヴァス、131×97 cm、ヴェルサイユ宮殿美術館


 第2章 権力の顔

8. アントワーヌ=ジャン・グロ(1771-1835)《アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)、1796年、油彩・カンヴァス、73×59 cm、絵画部門
9. クロード・ラメ(1754-1838)《戴冠式の正装のナポレオン1世》、1813年、大理石、210×103×82.3 cm、彫刻部門
10. ジャン=オーギュストドミニク・アングル(1780-1867)《フランス王太子、オルレアン公フェルディナン=フィリップ・ド・ブルボン=オルレアン(1810-1842)の肖像》、1842年、油彩・カンヴァス、222×158 cm、絵画部門
11. アントワーヌ=ジャン・グロ(1771-1835)《アングレーム公妃マリー=テレーズ=シャルロット・ド・フランス(1778-1851)、1816年(1817年のサロンに出品)、油彩・カンヴァス、257×182 cm、絵画部門(ヴェルサイユ宮殿美術館に寄託)
12. 《ホメロスの架空の肖像》、1世紀(前3世紀、または前2世紀半ばにギリシアで制作された原作に基づく)、イタリア、ローマで制作、同、メルラーナ通りのヴィラ・カエターニ(旧マエケナスの庭園)の擁壁の中から1704年に発見、大理石(ペンテリコン産)、高さ53 cm、古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門
13. ジャン・アントワーヌ・ウードン(1741-1828)と工房《椅子に座ったヴォルテール(1694-1778)、1778年、テラコッタ風に彩色された石膏、35.5×14.6×20 cm、彫刻部門


 第3章 コードとモード

14. サンドロ・ボッティチェリ(1445頃-1510)と工房《赤い縁なし帽をかぶった若い男性の肖像》、1480-90年頃、板(ポプラ)、57.5×38 cm、絵画部門
15. フランソワ・クルーエ(1520頃-1572)の工房《アランソン公エルキュール=フランソワ(1554-1584)の肖像》、1566-67年頃、油彩・板(ナラ)、33×25 cm、絵画部門
16. フランスの画家(?)《パンジーの婦人》、15世紀、テンペラ・板(ナラ)、36.8×25.5 cm、絵画部門
17. ヴェロネーゼ(1528-1588)《女性の肖像》、通称《美しきナーニ》、1560年頃、油彩・カンヴァス、119×103 cm、絵画部門
18. エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン(1755-1842)《エカチェリーナ・ヴァシリエヴナ・スカヴロンスキー伯爵夫人(1761-1829)の肖像》、1796年、油彩・カンヴァス、80×66 cm、絵画部門
19. 《老齢の家庭教師》、1800-10年頃、イギリス、油彩・カンヴァス、76×63 cm、絵画部門
20. ジャン=マルク・ナティエ(1685-1766)《抒情詩のミューズ、エラトに扮したフランソワ・ジュヌヴィエーヴ・ド・ヴァランブラ・ド・ソンブルヴァル(1700-1779)の肖像》、1746年、油彩・カンヴァス、138×105 cm、絵画部門
21. リュリエ(1545年より活動、1580年没)に帰属《若い娘の肖像》、1560年頃、多色彩色のテラコッタ、23.8×20.2×10.8 cm、彫刻部門
22. フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス(1746-1828)《第2代メングラーナ男爵、ルイス・マリア・デ・シストゥエ・イ・マルティネス(1788-1842)の肖像》、1791年、油彩・カンヴァス、117.5×86.3 cm、絵画部門


 エピローグ:アルチンボルド―肖像の遊びと変容

23. ジュゼッペ・アルチンボルド(1526-1593)《春》、1573年、油彩・カンヴァス、76×63.5 cm、絵画部門
24. ジュゼッペ・アルチンボルド《秋》、1573年、油彩・カンヴァス、76×63.5 cm、絵画部門


SKkm法 スライド

S: 好き/K: 嫌い/k: 関心/m: 無関心


☆印評価

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☆☆ 誰かに伝えたい
☆☆☆ 感動した/自分が高められた気がする
☆☆☆☆ 世界観や価値観がひっくり返された


まとめ

 ・SKkm法

―好きか嫌いか、関心を惹かれるか惹かれないか
―幅広く、一定量の作品を見る(実物を)
―ひとつの展覧会で約100点。100見れば約10,000点
―今日の講義で24点。前回までと合わせて合計189点
―SKkmマップ:自分の心の状態を映し出す鏡

 ・☆印評価

―展覧会会場で作品リストに書き込む