<零> オリエンテーション
・ヨーロッパの7カ国・9都市をめぐる旅
・@ローマ+ヴァチカン市国、Aフィレンツェ、Bヴェネツィア、Cウィーン、Dミュンヘン、Eベルリン、Fパリ×2回、Gロンドン×2回、Hマドリード
・各都市の美術館と代表作を毎週10点ずつ解説
・11回の授業で合計110点を紹介
◆作品紹介
・ラファエロ《アテネの学堂》、1509-10年、フレスコ、幅770.0cm、ヴァチカン美術館群内署名の間
・ボッティチェリ《ヴィーナスの誕生》、1485年頃、テンペラ・カンヴァス、172.5×278.5cm、フィレンツェ、ウフィツィ美術館
・ジョルジョーネ《嵐(ラ・テンペスタ)》、1505-07年頃、油彩・カンヴァス、82×73cm、アカデミア美術館
・クリムト《接吻》、1907年、油彩・カンヴァス、180.0×180.0cm、オーストリア ・ガレリー
・ブーシェ《ポンパドゥール夫人の肖像》、1756年、油彩・カンヴァス、201×157cm、ミュンヘン、アルテ・ピナコテーク
・フリードリヒ《海辺の修道士》、1808-10年、油彩・カンヴァス、110×171.5cm、旧国立美術館
・レオナルド・ダ・ヴィンチ《フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻、リーザ・ゲラルディーニの肖像》(通称:《モナ・リザ》)、1503-06年、油彩・板、77×53cm、パリ、ルーヴル美術館
・モネ《印象―日の出》、1872年、油彩・カンヴァス、48×63cm、パリ、マルモッタン美術館
・ジョン・エヴァレット・ミレイ《オフィーリア》、1851-52年、油彩・カンヴァス、76.2×111.8cm、ロンドン、テート・ブリテン
・ピカソ《ゲルニカ》、1937年5月1日〜6月4日、油彩・カンヴァス、349.3×776.6cm、マドリード、国立ソフィア王妃美術センター
◆美術史学の「5W 1H」
「5W 1H」
=When, Where, Who, What, Why, How. いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、いかに
美術史学の「5W 1H」
When + Who いつ(時代、制作年)+誰が(作者、批評家、パトロン、コレクター)
What + Where 何が(作品)+どこに(美術館、都市、国、地域)
Why + How なぜ(時代背景、社会的事件、個人史上の出来事)+いかに(様式や革新的表現)
◆まとめ
・概論の授業のポイント=何が・どこに・どうして
―誰の何という作品が(作者名、作品名)
―どの美術館に(所蔵先)
―どのような経緯で(=制作年、歴史)・「授業用サイト」で作品スライドを閲覧可能
・美術史の基礎用語も学習
◆推奨図書
・益田朋幸・喜多崎親編著『岩波 西洋美術用語辞典』(岩波書店、2006年)
・大友義博監修『教養としての西洋美術史』(宝島社、2018年)
・ダナ・アーノルド『美術史』(岩波書店、2006年)
・グザヴィエ・バラル・イ・アルテ『美術史入門』 (白水社、1999年)
・木村泰司 『西洋美術史』(ダイヤモンド社, 2017年)