美学・美術史概論(美術史) 2019


<第二講> フィレンツェ、ウフィツィ美術館ほか

 ・ヨーロッパ地図

 ・ヴェッキオ宮殿とドゥオーモを 望む街の夕景

◆花の都―フィレンツェ

・花の女神「フローラ」の町

・フィレンツェ共和国、フィレンツェ公国、トスカーナ大公国の首都

・メディチ家による学問・芸術の庇護

(参考) ヤコポ・ダ・ポントルモ《祖国の父コジモの肖像》、1519年頃、油彩・板、86×65cm、ウフィツィ美術館

フィレンツェ主要部地図


サン・マルコ美術館

11. ベアト・アンジェリコ《受胎告知》、1440年代前半、フレスコ、124×150cm、サン・マルコ美術館

※フラ・アンジェリコ

美術用語C ニンブス

12. ドメニコ・ギルランダイオ《最後の晩餐》、1479-80年、フレスコ、420×780cm、サン・マルコ美術館

6.ジェイムズ・ホール『西洋美術解読事典』

美術用語D 十二使徒


アカデミア美術館

13. ミケランジェロ《ダヴィデ》、1501-04年、大理石、高さ517cm、フィレンツェ、アカデミア美術館

美術用語E ダビデ

《ダヴィデ》 展示風景


アカデミア美術館からウフィツィ美術館へ  地図

大聖堂へ向かう通り

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

洗礼堂

洗礼堂東門扉 ギベルティ《天国の門》

ヴェッキオ宮殿

ロッジア・デラ・シニョリーア
 ・チェリーニ《メドゥーサの首を持つペルセウス》
 ・ジョヴァンニ・ダ・ボローニャ《サビニの掠奪》


ウフィツィ美術館

14.チマブーエ《荘厳の聖母(サンタ・トリニタの聖母)、1290年代前半、テンペラ・板、385×223cm、ウフィツィ美術館

チマブーエ《荘厳の聖母》とジョット《荘厳の聖母》の展示風景

(参考) ジョット《荘厳の聖母(オニサンティの聖母)、1310〜11年頃、テンペラ・板、325×204cm、ウフィツィ美術館

チマブーエとジョットの比較(1)(2)

15. レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知》、1472年頃、98.0×217cm、油彩・板、ウフィツィ美術館

15. レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知》(修復前/修復後)

15. レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知》(部分:大天使ガブリエル)

15 レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知》(部分:処女マリア)

(参考)アンドレア・デル・ヴェロッキオ《キリストの洗礼》、1470-75年、テンペラ、油彩・板、180×152cm、フィレンツェ、ウフィツィ美術館

レオナルド・ダ・ヴィンチ《キリストの洗礼》(部分)、1472-73年頃

卒論のヒント A プラトー・コンポジション(台地構図)

16. ボッティチェリ《春》、1482年頃、テンペラ・板、203.0×314.0cm、ウフィツィ美術館

16. ボッティチェリ 《春》(部分:ヴィーナス(ウェヌス)と盲目のクピド)

16. ボッティチェリ 《春》(部分:メルクリウスと三美神(左から愛・貞節・美))

16. ボッティチェリ 《春》(部分:妖精クロリスと西風の神ゼフュロス)

17. ボッティチェリ《ヴィーナスの誕生》、1485 年頃、テンペラ・カンヴァス、172.5×278.5cm、ウフィツィ美術館

17. ボッティチェリ《ヴィーナスの誕生》(部分:西風ゼフュロスと微風アウラ)

17. ボッティチェリ《ヴィーナスの誕生》(部分:恥じらいのヴィーナス(ウェヌス・プディカ))

17. ボッティチェリ《ヴィーナスの誕生》(部分:春の女神ホーラ、三美神の1人、あるいは時の女神)

美術用語F ルネサンス

18. ミケランジェロ《聖家族》、1506-08年頃、テンペラ・板、直径120.0cm、ウフィツィ美術館

18. ミケランジェロ《聖家族》 額つき

18. ミケランジェロ《聖家族》 と《ラオコーン》

18. ミケランジェロ《聖家族》(部分:幼児キリストとヨセフとマリアが成す逆三角形)

19. ティツィアーノ《ウルビーノのヴィーナス》、1538 年、油彩・カンヴァス、119.0×165.0cm ウフィツィ美術館

ジョルジョーネ《眠れるヴィーナス》 とマネ《オランピア》

ウフィツィ美術館の窓から眺めたアルノ河とヴェッキオ橋、ヴァザーリの回廊


ピッティ宮殿パラティーナ美術館  地図

20. ラファエロ《小椅子の聖母》、1514年頃、油彩・板、直径71cm、ピッティ 宮殿パラティーナ美術館

20. ラファエロ《小椅子の聖母》(部分:3人の光輪(ニンブス)の違い)

20. ラファエロ《小椅子の聖母》 額つき


美術史の方法論@ 作品比較:

・異なる美術家の手による同一の主題

・同一の美術家による制作時期の異なる作品

・異なる時代の同一ジャンルの作品群

・同じ時代の異なるジャンルの作品群


聖マリアの比較1 チマブーエ《荘厳の聖母》/ベアト・アンジェリコ《受胎告知》

聖マリアの比較2 レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知》/ミケランジェロ《聖家族》/ラファエロ《小椅子の聖母》

聖マリアとアテネの学堂の登場人物との比較

ヴィーナスの比較  ボッティチェリ《春》/ボッティチェリ《ヴィーナスの誕生》/ティツィアーノ《ウルビーノのヴィーナス》


まとめ

花の都フィレンツェ=ルネサンスの中心地

・メディチ家/コジモ・デ・メディチ=老コジモ、祖国の父

・サン・マルコ美術館

・ウフィツィ美術館

・ピッティ宮殿パラティーナ美術館

・美術用語:ニンブス十二使徒ダビデルネサンス

・美術史の方法論:同一主題の作品比較(画家の個性、作品の特徴、時代の様式を分析)


作家一覧

1.チマブーエ(1240-1302)Cimabue

2.ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ(1360/70-1427)Gentile da Fabriano

3.ベアト・アンジェリコ(フラ・アンジェリコ)(1387/1400-1455)Beato Angelico / Fra Angelico

4.サンドロ・ボッティチェリ(1444/45-1510)Sandro Botticelli

5.ドメニコ・ギルランダイオ(1449-1494)Domenico Ghirlandaio

6.レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)Leonardo da Vinci

7.ミケランジェロ(1475-1564)Michelangelo Buonarroti

8.ラファエロ(1483-1520)Raffaello Sanzio

9.ティツィアーノ・ヴェチェリオ(1488/90頃-1576)Tiziano Veccellio