ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展(受賞作品以外)
0. 前回の復習
◆ヴェネツィア・ビエンナーレ第58回国際美術展 スライド
・会期:2019年5月11日-11月24日
・総合監督:ラルフ・ルゴフ(1957年生まれ、ロンドン、ヘイワード・ギャラリーのディレクター)
・テーマ:数奇な時代を生きられますように(May You Live in Interesting
Times)
・国別参加部門の参加国数:90ヵ国
・国際企画展部門の参加作家数:79名
◆国際企画展部門
毎回異なるキュレーターが抜擢され、独自のコンセプトのもとで作家や作品を選定して構成される(1999年から始まる)
◆国別参加部門
各国の代表作家による展示。ジャルディーニに展示館を持つ国が約30、アルセナーレの会場を長期で借りている国が約20、市内の教会などを一時的に借りて展示を行う国が約30ある(第58回展では90か国が参加)
◆並行展部門
ビエンナーレ事務局から認定された参加企画展
・国際企画展部門の会場はジャルディーニとアルセナーレ スライド
1. 国際企画展部門
1. 池田亮司《data-verse
1》,
(部分)
2. 池田亮司《spectra III》
3. 片山真理 展示風景(アルセナーレ),
(部分)
4. 片山真理 展示風景(ジャルディーニ),
(部分)
5. ソーハム・グプタ《無題(「恐怖」シリーズより)》展示風景(アルセナーレ),
(部分),
(ジャルディーニ),
(部分)
2. 国別参加部門
・イスラエル館「フィールド・ホスピタルX」
6. アヤ・ベン・ロン(1977- )「フィールド・ホスピタルX」
・インド館
7. シャクンタラ・クルカーニ(1950- )《身体について:鎧と籠》,
(部分)
8. アシム・プルカヤスタ(1967- )
展示風景
9. アシム・プルカヤスタ《ガンジー: 思惑の無い男 XII,
X》《国民の父》
・サーレ・ダルミ
・コソボ館「ファミリー・アルバム」
10. アルバン・ムハ《ベサ》《アジム》《ベシムとイェオナ》
・ベネズエラ館の休館
・マルタ館が実現しなかったことを告げるインスタレーション
3. 並行展部門
・台北市立美術館「3x3x6」
11. シューリー・チェン(鄭淑麗, 1954- )「3x3x6」
4. まとめ
・3部門
―国際企画展部門の日本人作家:池田亮司、片山真理
―国別参加部門:イスラエル、インド、コソボ、ベネズエラ、マルタ
―並行展部門:台北市立美術館(=台湾)
・国や文化の違い
―ステレオタイプ化した外国理解
―日本に居ながらにして手に入れられる情報と現地ならではの体験や知識
―国際美術展、国際芸術祭というプラットフォームの可能性と限界