美学・美術史講読(美術史)2019
◆テキスト
中野明『流出した日本美術の至宝──なぜ国宝級の作品が海を渡ったのか』(筑摩選書)(筑摩書房、2018年)
◆副読本
1. 小堀桂一郎『小堀鞆音―歴史画は故実に拠るべし』(ミネルヴァ日本評伝選)(ミネルヴァ書房、2014年)
2. 木々康子『林忠正―浮世絵を越えて日本美術のすべてを』(ミネルヴァ日本評伝選)(ミネルヴァ書房、2009年)
3. 金子敏也『宗教としての芸術―岡倉天心と明治近代化の光と影』(つなん出版、2007年)
4. 宮崎克己『西洋絵画の到来―日本人を魅了したモネ、ルノワール、セザンヌなど』(日本経済新聞社、2007年)
5. 小山ブリジット『夢見た日本―エドモン・ド・ゴンクールと林忠正』、高頭麻子、三宅京子訳(平凡社、2006年)
6. 古田亮『狩野芳崖・高橋由一―日本画も西洋画も帰する処は同一の処』(ミネルヴァ日本評伝選)(ミネルヴァ書房、2006年)
7. 木下長宏『岡倉天心―物ニ観ズレバ竟ニ吾無シ』(ミネルヴァ日本評伝選)(ミネルヴァ書房、2005年)
8. 田中淳『画家がいる「場所」―近代日本美術の基層から』(ブリュッケ、2005年)
9. ジャポニスム学会編『ジャポニスム入門』(思文閣出版、2000年)
10. 高階絵里加『異界の海―芳翠・清輝・天心における西洋―』(三好企画、2000年/改訂版2006年)
11. 馬渕明子『ジャポニスム―幻想の日本』(ブリュッケ、1997年/新装版2008年)
◆授業予定
4/9 |
<零> オリエンテーション(本の紹介/「はじめに」、「プロローグ」配布) |
4/16 |
<第一講> プロローグ |
4/23 |
<第二講> 第一章 エドワード・モースとボストン美術館の日本美術コレクション |
4/30 |
(休講) 国民の休日 |
5/7 |
<第三講> 第二章 ボストン美術館の恩人フェノロサとビゲロー |
5/14 |
(休講) 第58回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展調査 |
5/21 |
<第四講> 第三章 忘れられた宗達と鉄道王フリーア |
5/28 |
<第五講> 第四章 日本美術に流出に荷担した四人の日本人 |
6/4 |
<第六講> 第五章 ヨーロッパの二大東洋美術館と三人の蒐集家 |
6/11 |
<第七講> 第六章 建築家フランク・ロイド・ライトは浮世絵ディーラー |
6/18 |
<第八講> 第七章 松方浮世絵コレクションと宝飾商ヴェヴェール |
6/25 |
<第九講> エピローグ |
7/2 |
<第十講> 関連論文を読む(1) |
7/9 |
<第十一講> 関連論文を読む(2) |
7/16(月振) |
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7/23 |
<第十二講> 総括 |
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◆提出レポート(要認証)
プロローグ pp.14-27.(津田)
第一章 エドワード・モースとボストン美術館の日本美術コレクション
前半pp.30-48(早崎)/後半pp.48-65(渡邉)
第二章 ボストン美術館の恩人フェノロサとビゲロー
前半pp.68-84(得納)/後半pp.84-97(福澤)
第三章 忘れられた宗達と鉄道王フリーア
前半pp.100-113(吉岡)/後半pp.113-129(小島)
第四章 日本美術に流出に荷担した四人の日本人
前半pp.132-144(永井)/後半pp.145-156(吉田)
第五章 ヨーロッパの二大東洋美術館と三人の蒐集家
前半pp.158-176(荒瀧)/後半pp.176-189(山口)
第六章 建築家フランク・ロイド・ライトは浮世絵ディーラー
前半pp.192-208(入川)/後半pp.208-225(藤本)
第七章 松方浮世絵コレクションと宝飾商ヴェヴェール
前半pp.228-243(伊藤)/後半pp.243-259(水野)
エピローグ pp.262-278(栗木)
関連論文を読む(1)
大久保美春『フランク・ロイド・ライト―建築は自然への捧げ物』(ミネルヴァ日本評伝選)(ミネルヴァ書房、2008年)
前半「日本の美術品」pp.37-47, 「アーツ・アンド・クラフツ運動」pp.47-52.(梅林)/後半「日本への関心」pp.53-58, 「終章
ライト建築と日本」pp.225-236.(藤本)
関連論文を読む(2) 太田智己
「近代京都における美術工芸品の「来京外国人向け」輸出」、『美術史』第168冊(2010年)、407-423頁。
前半pp.407-412(川元)/後半pp.412-419(原)
総括
第二部 感想
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