授業の概要
西欧の代表的な美術館のコレクションを紹介します。それぞれの美術館を代表する作品の作者や時代、表現様式などについて理解を深め、それぞれの美術館コレクションの成り立ちを社会背景とともに読み解きます。
授業の一般目標
一、西欧の代表的な美術館コレクションについて詳しく知る。
二、美術館コレクションとその社会背景について理解する。
授業の到達目標
知識・理解の観点 |
西欧美術史上の代表作について、所蔵館と制作された時代、表現の特徴などを専門用語等を用いて説明ができる。 |
思考・判断の観点 |
都市の歴史や文化風土の結晶という観点から美術館コレクションを考察し、論じることができる。 |
関心・意欲の観点 |
自ら美術作品の鑑賞体験と幅広い読書体験とを養うことに努める。 |
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授業計画
西欧の代表的な都市を南から半時計回りに巡ります。国別に見れば、イタリア+ヴァチカン市国、オーストリア、ドイツ、フランス、イギリス、スペインの順になります。基本的には各回一都市完結方式ですが、 中盤以降のベルリン、パリ、ロンドンは二週にわたって紹介します。
4/15 |
<零> オリエンテーション |
4/22 |
<第一講> ローマ、ヴァチカン美術館ほか |
4/29 |
(休講) 昭和の日 |
5/6 | (休講) 振替休日 |
5/7(水振) | <第二講> フィレンツェ、ウフィツィ美術館ほか |
5/13 | <第三講> ヴェネツィア、アカデミア美術館ほか |
5/20 |
<第四講> ウィーン、美術史美術館ほか |
5/27 |
<第五講> ミュンヘン、アルテ・ピナコテークほか |
6/3 |
<第六講> ベルリン(1)、国立美術館 絵画館 |
6/10 | <第七講> ベルリン(2)、新美術館ほか |
6/17 |
<第八講> パリ(1)、ルーヴル美術館 |
6/24 |
<第九講> パリ(2)、オルセー美術館ほか |
7/1 |
<第十講> ロンドン(1)、大英博物館、ナショナル・ギャラリー |
7/8 |
<第十一講> ロンドン(2)、テート・ブリテンほか |
7/15 |
<第十二講> マドリード、プラド美術館ほか |
7/22 |
<第十三講> 総括 |
7/29 |
期末試験 |
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作品リスト120(制作年順) | |
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美術用語一覧 |
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リンク:シラバス
参考図書
◆推奨図書
益田朋幸、喜多崎親編著『岩波 西洋美術用語辞典』(岩波書店、2006年)
ダナ・アーノルド『美術史』(岩波書店、2006年)
グザヴィエ・バラル・イ・アルテ『美術史入門』(白水社、1999年)
◆『NHK世界美術館紀行』全十巻(日本放送出版協会、2005年) ※山大総合図書館にあります
『NHK世界美術館紀行 第一巻―ロダン美術館、マルモッタン美術館、ギュスターヴ・モロー美術館』
『NHK世界美術館紀行 第二巻―ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム国立美術館、マウリッツハイス美術館』
『NHK世界美術館紀行 第三巻―ウフィツィ美術館、パラティーナ美術館、ボルゲーゼ美術館』
『NHK世界美術館紀行 第四巻―カタルーニャ美術館、ミロ財団美術館、カルースト・グルベンキアン美術館』
『NHK世界美術館紀行 第五巻―ホイットニー美術館、フリック・コレクション、バーンズ財団』
『NHK世界美術館紀行 第六巻―オルセー美術館』
『NHK世界美術館紀行 第七巻―ロンドン・ナショナルギャラリー、テート・ブリテン、コートールド美術館』
『NHK世界美術館紀行 第八巻―ウィーン美術史美術館、オーストリア美術館、セガンティーニ美術館』
『NHK世界美術館紀行 第九巻―アルテ・ピナコテーク、オスロ国立美術館、レンバッハハウス美術館』
『NHK世界美術館紀行 第十巻―シャガール美術館、シャンティイ城、トゥールーズ=ロートレック美術館』
◆そのほか
大友義博監修『教養としての西洋美術史』(宝島社、2019年)
木村泰司『西洋美術史』(ダイヤモンド社、2017年)
石鍋真澄監修『ルネサンス美術館』(小学館、2008年)
伊藤誠『気になる世界の美術館』(神戸新聞総合出版センター、2006年)
高階秀爾・三浦篤編『西洋美術史ハンドブック』(新書館、1997年)
『BT増刊 ヨーロッパの美術館』(美術出版社、1991年)
『ヨーロッパ美術館ガイド』(書籍情報社、1990年)