アジア言語学コース

 私達が日本語を理解し、話すことができるのは何故でしょう。それは「日本語の仕組みとそれを動かす手はず」が私達の頭脳の中にあるからです。これを日本語の「文法」と呼ぶことにしましょう。この文法は、外から観察することはできません。観察できる言語現象を手がかりに文法の本質にアプローチするのが言語学です。ここで思い出してください。ニュートンが観察したのは「リンゴは木から落ちたこと」、その観察に基づいて明らかになったのが直接観察することができない引力です。ここではアジアの言語に重点をおいて言語学を学びます。例えば、日本語、韓国語、インドネシア語、中国語、フィリピン諸語などが対象になります。これらの言語を通して、ことばの不思議に触れてみませんか。


教員紹介(名前をクリックすると、詳しいプロフィールをご覧になれます)

平野 尊識 教授(文法と語形成)

専門は、日本語および日本の周辺諸言語(特にフィリピン諸語)の統語的研究、また、それにいくつかの言語を含めての言語類型論的研究です。授業は言語学概論、言語学演習、言語学特殊講義などを担当しています。まず言語学への興味を喚起し、言語の本質や構造の理解(概論)、個別言語の学習と言語の理論(演習)、それらを基に、言語の普遍性や個別性の解明(特講)、これらを目標に授業をすすめています。

和田 学 准教授(言語学)

私の専門は理論言語学的な観点からの日本語文法の研究です。中でも韓国語/朝鮮語と日本語の対照研究に関心を持っています。日本語と韓国/朝鮮語は極めて類似した特徴を持っているにもかかわらず、細部では多くの違いがあります。その違いを単に記述するだけでなく、なぜそのような違いが生じるのかを明らかにすることを目指しています。授業では、共通教育のハングルを担当しています。