分野・教員紹介

山口大学医学部保健学科の教育研究分野をご紹介します。

地域・老年看護学

令和4年8月1日作成

地域看護学領域

地域看護学領域では、看護職の国家資格の一つ「保健師」の実践分野にかかわる教育・研究を担当しています。看護学の専門分野では「地域看護学」または「公衆衛生看護学」になります。本学では、学士課程の4年間で、看護学専攻生全員が「看護師」と合わせて「保健師」の国家試験受験資格を取得できるカリキュラムを提供する、全国的にも数少ない国立大学です。看護職が活躍する場は、今後ますます地域を基盤に多様化することが見込まれます。そのような未来の看護を担うため、全員が「公衆衛生看護学」を学び、国民の保健医療ニーズに応えることのできる力を修得します。
 大学院では、博士前期課程・後期課程ともに、公衆衛生看護の実践・学問分野の発展に寄与するテーマの研究を指導します。行政・学校・産業分野の公衆衛生看護実践に潜む課題に基づく研究に取り組むことで、実践・研究・教育が連動して発展することを目指します。

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老年看護学領域

教育面では,老年看護学および在宅看護学を担当しています。老年看護学では,高齢者の尊厳を守りQOLを高めるための看護について考察できる能力の育成を目指し,高齢者の特性および特性に応じたケアについて,先行研究や現場での実践例を交えながら解説しています。在宅看護学では,疾患や障害をもちながら居宅で暮らすことを望む人々に対して,本人および家族の健康レベルが保たれ,QOLが維持・向上されるための看護活動について考える授業を行っています。

研究面では,高齢者ケアおよび在宅ケアに関する多方面の研究に取り組んでいます。高齢者ケアでは,睡眠改善のための取り組み,認知症高齢者を対象としたアクティビティケアによる行動・心理症状の改善効果,食生活と栄養に関する研究,回復期リハビリテーション病棟からの退院支援,介護人材の育成などに関する研究活動を行っています。在宅ケアでは,在宅療養継続支援,居宅サービスとしての地域密着型サービスを利用した終末期ケア・看取りなどに関する研究を展開しています。


			

地域・老年看護学講座の教員 健康教育演習 老年看護学演習

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