このたび、本学大学院医学系研究科保健学専攻博士前期課程を2011年3月に修了した和久美恵氏が、第10回「老年研究頴原賞」を受賞されました。
「老年研究頴原賞」は財団法人山口老年総合研究所が、高齢社会対策をより促進させるため、若手研究者を育成し、老年医学の振興と社会福祉の向上に寄与する ことを目的として、老年医学及び老年に関するさまざまな分野における研究の業績を表彰するために設けた栄誉ある賞です。
今回の受賞対象の研究テーマは、和久氏が大学院在籍中に行った「認知症高齢者に対する周辺症状軽減とQOL向上、および介護負担軽減のための作業療法の効果について」です。
授賞式ならびに研究発表講演会は平成25年3月25日に開催され、山口老年総合研究所理事長はじめ理事の皆様や医療関係者の方々が出席されました。さら に、大学院生時代の指導教員である野垣教授や、大阪から日本作業療法士連盟広報部長もお見えになるなど、多くの方々が今回の受賞を祝福しました。
なお、受賞に際して和久氏は、「この度、栄誉ある賞をいただき大変光栄に存じます。今回の受賞は、山口大学大学院での学びの環境があってこその受賞ですの で、指導教員の野垣教授をはじめ、統計に関して多くのご指導をいただきました市原教授、諸先生方、共に学んだ同期の院生に心より感謝申しあげます。この賞 を励みに、また、汚すことのないよう、今後も患者さんのためにさらに精進して参りたいと思います。」と喜びを語りました。