1月29日(金),医学部医学科白衣着衣式を挙行しました。この式典は,平成19年度から毎年,本学医学部医学科同窓会である霜仁会(そうじんかい)から,臨床実習に臨む学生に白衣が贈られ,これから始まる臨床実習を前に医学生としての決意と自覚を確認するもので,山下医学科長,福本霜仁会会長,田口医学部附属病院長をはじめ関係者が列席しました。
着衣に先立ち,医学科長から訓辞及びStudent Doctor(医学実習生)認定証(全国医学部長病院長会議認定)が学生に授与されました。その後,霜仁会会長から祝辞があり,4年生120名へ白衣が授与され,一斉に白衣を身に付けました。
白衣着衣の後,島村 亮助学生代表から「白衣を頂いたこの瞬間の初心を忘れず,常に謙虚な姿勢で,患者さんに寄り添った医療を実現すると共に,探究心と向上心を持ち,実習を通して専門的知識,そして技術を身につけていくことを誓います」と謝辞並びに宣誓がありました。続いて,医学部附属病院長から期待を込めた挨拶があり,学生全員が医学生としての決意と自覚を新たに白衣着衣式を終了しました。
【Student Doctor(医学実習生)認定証】
我が国の医学生が,社会や患者さんの理解に基づいた充実した診療参加型臨床実習を行うためには,実習開始の前にその能力が適正かつ厳正に評価されなければなりません。このため,学生の医学的知識,基本的診療技能・態度を全国共通に評価することを目的とした医療系大学間共用試験実施評価機構が設置され,毎年全国80医学系大学が参加してCBT,OSCEという共用試験を実施しています。平成25年度の全国医学部長病院長会議定例総会において,この共用試験に合格した医学生に証明書を発行し,Student Doctor(医学実習生)としての質の保証を開始することになりました。
CBT:医学知識を問う試験
OSCE:基本的診療技能・態度,手技を問う試験