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美祢市立病院内に「山口大学医学部附属病院初期診療室」を設置しました[2012.05.30] [医学部]

平成24年5月30日(水)、美祢市立病院における「山口大学医学部附属病院初期診療室」の設置及び医師の派遣について、山口大学と美祢市との合同記者会見を美祢市立病院で行いました。

当 院では、平成24年6月1日から、美祢市立病院に「山口大学医学部附属病院初期診療室」を置き、新たに採用した医師(助教)3名を、本務としてそれぞれ週 に1.5日派遣し、医学部学生から研修医までを対象とした地域医療及び初期対応の指導にあたりつつ、それぞれの専門領域の診療に従事させることとしまし た。

この取組みは,文部科学省「医学部・大学病院の教育・研究活性化及び地域・へき地医療支援人材の確保」事業*1を 活用した取組で,医師の派遣による地域医療への貢献と,同市立病院に地域医療教育における初期診療ブランチ病院としての機能を持たせ,地域医療マインドの 涵養・地域に貢献する医師養成の基盤強化を目的としています。これにより,本学の医学部学生から臨床研修医までのプライマリー・ケア及び一次・二次救急を 重視した教育研修体制が整備され、さらには,地域医療と高度医療を実践することで,地域医療連携型の高度な医療技術を有した医師の養成も目指します。

記者会見には、岡病院長、村田美祢市長、髙橋美祢市病院事業管理者、本間美祢市立病院長が出席し、岡病院長と村田美祢市長がそれぞれ説明を行いました。

会見で、岡病院長は「まだまだ始めたばかりですが、成功させて山口県全体の医師不足解消につながることを期待しています。今後も応援していただきたい」と述べました。

村田美祢市長は「選定していただき感謝を申し上げます。美祢市の計画の大きな柱の一つ「安全・安心の確保」の実現に向けて、福祉の充実・医療環境の充実のための起爆剤となるはずです」と期待を込めた謝意を述べました。

また、記者会見に先立ち、同市立病院内初期診療室にて看板上掲式を行いました。

*1文部科学省「医学部・大学病院の教育・研究活性化及び地域・へき地医療支援人材の確保」事業とは?
若 手医師が医学部・大学病院において教育や研究活動に従事できる環境を整備するとともに,地域医療支援人材として地域の医療機関で診療に従事することにより 医師不足対策に貢献することを目的とした事業。補助金額は,12百万円。国立大学31大学を含め,全国で41大学が採択されている。

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