6月3日(月),医学部本館6階第2会議室において,災害・食中毒発生時の患者食の相互援助に係る協定締結式が執り行われました。
この協定は,宇部興産株式会社中央病院,山陽小野田市民病院,独立行政法人労働者健康福祉機構山口労災病院および山口大学医学部附属病院(以下「協定病 院」という。)が,災害および食中毒等の発生により食事療養部門の施設・設備が使用不能となった場合,協定病院間で患者食の相互援助を円滑に行うために必 要な事項を定めたものです。
平成14年2月に,主に食中毒発生時を想定した「食中毒・災害等発生時における患者食の相互援助に関する協定」を締結していましたが,平成24年9月から,東日本大震災のケースを踏まえて,近年多発している災害にも十分対応出来るよう協定病院間で協議を重ねました。
その結果,協定名を「災害・食中毒等発生時における患者食の相互援助に関する協定」に変更し,援助の内容および費用負担を災害時と食中毒発生時に分けて明 確にし,災害時においては,新たに管理栄養士または栄養士の派遣援助等についても定め,内容を改めて締結することとなりました。
締結式には,宇部興産株式会社中央病院 福本陽平病院長,山陽小野田市民病院 瀧原博史院長,独立行政法人労働者健康福祉機構山口労災病院 坂部武史病院長,国立大学法人山口大学医学部附属病院 田口敏彦病院長が出席し,署名・押印後に協定書を交わしました。
その後,この協定について,田口病院長は「これまで以上に4病院の協力体制を高めていきたい。」と抱負を述べました。