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血液脳神経関門先進病態創薬研究講座の竹下幸男研究代表が経済産業省主催「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト(JHeC)2023」アイデアコンテスト部門 優秀賞を受賞しました[2022.11.10] [医学部]

 血液脳神経関門先進病態創薬研究講座の竹下幸男研究代表 (大学院医学系研究科臨床神経学講座助教)が、令和4年10月19日(水)に経済産業省が主催した「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト(JHeC)2023」の最終プレゼン審査において、アイデアコンテスト部門優秀賞を受賞しました。
 JHeCは、ヘルスケア分野における課題解決に挑戦している優れた個人・団体・企業等の表彰を通して社会の認知度を上げ、大企業・ベンチャーキャピタル等とのビジネスマッチングを促進することで、それらの個人・団体・企業等の成長を促すことを目的として2015年度から開催されています。書面審査を通過したアイデアコンテスト部門11名から、アイデアの独自性、有用性、実現性及び社会的課題に対するインパクトを基準として審査が実施され、竹下研究代表は、「脳創薬のgame-changerとなるヒト血液脳関門モデルサービスの事業化」についてプレゼンを行い、上位3名に与えられる優秀賞を受賞しました。
 竹下研究代表は、独自開発したヒト血液脳関門モデルを使ってこれまで多くの製薬企業と共同研究を行い、視神経脊髄炎の新薬の上市に貢献するなどの成果を上げており、2021年には複数の製薬会社と共同研究コンソーシアムを構築し、共同研究講座を開設しました。現在、JST 大学発新産業創出プログラムSTART、やまぐち産業イノベーション補助金、宇部市成長産業協議会等、国・地方自治体の重要推進事業に認定されており、ヒト血液脳関門モデルを使った大学発ベンチャーによるビジネス化の計画を進行しています。
 竹下研究代表は、「現在、脳疾患の原因は明らかとなってきていますが、未だに治療法がありません。我々は、山口大学発ベンチャーからヒト血液脳関門モデルを世界中に提供することで、治療薬開発の促進に貢献し、ヒト血管モデルで病気を治せる世界を創造していきたい」と今後の抱負を述べました。

(参考)
ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト(JHeC)2023 
https://healthcare-innohub.go.jp/jhec2023

日経BP Beyond Health  
https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/news/00004/111000006/

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