お知らせ

令和2年度動物慰霊祭を行いました[2020.10.06] [医学部]

 9月28日(月)医学部総合研究棟A(医修館)第1講義室において、令和2年度動物慰霊祭を行いました。この動物慰霊祭は、医学・医療の発展のために犠牲となった実験動物の御霊への感謝と鎮魂のために、毎年、動物愛護週間(9月20日~26日)にあわせ行っているもので、教職員や大学院生など115名が参列し、実験動物の御霊に対し感謝の意が捧げられました。
 はじめに、篠田医学系研究科長から、医学の発展には動物の犠牲をなくしてはあり得ないと感謝し、人類とともに生き延びてきた同朋である動物の尊い命を無駄にしないよう、犠牲を最小限に抑える責務があり、動物実験で得られた研究成果が人類のためだけでなく、動物の健康と福祉、生命環境の将来にも還元されることを信じ厳正なる態度で実験研究に携わっていくことを誓う慰霊の言葉が述べられました。
 続いて、動物使用者を代表して小児科学講座の長谷川俊史教授から、先進医療だけでなく日常医療も実験動物の貴重な犠牲により得られた情報と成果によって支えられていることを決して忘れてはならない。小児科医として実験動物の成果により世界中の子どもの命が救われていることへの感謝と動物実験の3Rの原則「Replacement(代替)」「Reduction (削減)」「Refinement(改善)」を遵守し、得られた情報を広く公表し医学の発展に貢献することが実験動物への弔いであると慰霊の言葉が述べられました。
 生命科学実験施設の村田施設長からは、令和元年度における実験動物の使用数、研究の状況、生命科学実験施設の利用状況等が報告されました。
 また、動物を使用した実験に基づき発表された優秀な論文に対する「いのちのために[動物使用委員長賞]」の受賞式が行われました。
 最後に、参列者全員による献花が行われました。

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