お知らせ

第1回Wound Closure Contest~創閉鎖のQualityを競うコンテスト~を開催しました[2016.07.08] [病院]

 6月24日(金)、小串キャンパス霜仁会館3階多目的室において、山口大学医学部附属病院第1外科、第2外科による、第1回Wound Closure Contest(WCC)を開催しました。
 WCCとは、研修医による外科の基本手技である創縫合閉鎖の上手さ、速さなどを競うコンテストです。初回となる今回は、山口県内の各臨床研修指定病院で指導医によるトレーニングを受け、選抜された研修医20名が参加しました。
 本コンテストは研修医に実際の手術手技を経験し、その充実感を実感してもらうとともに、先輩外科医との交流を図り、研修修了後も県内で働く医師、ひいては外科医を目指してもらうことを目的としています。また、指導医にとっても、トレーニングを通じてその指導力を高めていく効果を期待しています。
 コンテストは2部構成となっており、豚皮を使用した真皮埋没縫合と腹壁筋膜モデルを使用した筋膜結節縫合による総合評価を行いました。普段はスポンジを使って行う縫合トレーニングを、手術衣、手袋を着用し、豚皮を使用した、より臨床に近い形で実践することにより、実際の手術さながらのコンテストとなりました。学内外計10名の審査員が評価するということもあり、「緊張で手が震え、上手く縫合できなかった。」などの声が聞かれました。
 その緊張感を打ち破り、見事優勝に輝いたのは、元永貴大先生(山口大学医学部出身)でした。このコンテストを機に技術を磨き、参加した全ての研修医のさらなる活躍が期待されます。


開会挨拶

豚皮を使用した真皮埋没縫合

腹壁筋膜モデルを使用した筋膜結節縫合

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