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日本化学療法学会の「臨床的breakpoint MIC」
 薬剤感受性MICに併記されるSusceptible(感性)、Intermediate(中間)、Resistant(耐性)カテゴリーは、毎年改訂される米国のCLSI(Clinical Laboratory Standard Institute) ドキュメントに基づいています。これは、菌株がその抗菌薬に耐性メカニズムを有しているのか、さらに米国の用法用量を基準として抗菌薬が通常到達し得る濃度によってその菌株が抑制されるか否かを表しています。
 一方、日本化学療法学会の定める「臨床的breakpoint MIC」は、日本国内の用法用量を基準として設定された治療薬の有効性を判定するための基準です。これは、感染症(呼吸器、敗血症、尿路)別に、80%の有効率が期待できる治療薬の最小発育阻止濃度(μg/ml)を表したもので菌種には左右されません。
 いずれのブレイクポイントも腎機能障害や免疫不全などの特殊な宿主側条件は含まれてはいません。
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