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透析液の清浄化に関して
 透析医療に安全な透析液を提供し保証することは重要であり、その監視業務はICT活動のひとつです。
現在、国際標準化機構ISOでは、透析液の清浄化に関して国際基準案が懸案されており、国内では日本透析医学会が「透析液水質基準と血液浄化器性能評価基準2008、日本臨床工学技士会が「透析液清浄化ガイドラインVer.1.06」など独自の基準を設定しています。
 この透析液の水質保証のための生菌数検査の対象細菌は、現行の標準寒天培地(高栄養)に速やかに発育する菌ではなく、標準寒天培地に発育しがたく増殖速度が遅い環境由来の従属栄養細菌です。使用する培地はTGEA培地、R2A培地という特殊な培地で、従来の一般細菌用培地に含まれる主な発育栄養成分であるポリペプチドやアミノ酸の量を減少させて、低栄養菌の発育を促す組成になっており、培養温度は17~23℃(ISO案)、培養時間は7日間です。
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