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■ 祝:全国第3位!体育会ボート部 佐藤君・石原君・川瀬君

左から)石原君・川瀬君・佐藤君
部員数100名を超える体育会ボート部。部員ほぼ全員が初心者からのスタートを切るという彼らが、なんと、6月3〜6日に行われた第82回全日本選手権大会(於:埼玉県戸田ボートコース)において、全国第3位という輝かしい成績を残しました。見事第3位に輝いたクルー、ボート部主将の佐藤庸介君(理学部・3年生)・石原朋和君(理学部・理学部3年生)、コーチの川瀬福太郎君(教育学部・4年生)にインタビューしました。
Q:全国3位に輝いたこの大会について教えてください。
 「全日本選手権大会は、日本で一番大きなボートの大会です。大学生だけでなく、社会人も出場します。大学では、強豪校明治大学・中央大学・日本大学も出場する、レベルの高い大会で、山大としては、日程や開催場所等の問題もあり、今回は久々の出場でした。
出場した部門は『男子舵手なしペア』。舵手(コックス:ボートのかじ取り役)が艇に乗らず、2人の漕ぎ手で漕ぐ部門です。」
8月末に行われるインカレを最終目標としている彼ら。5月の「琵琶湖朝日レガッタ」という大会では自分たちの練習の成果が思うように発揮できず、不完全燃焼で終わったそうです。「このままじゃダメだ・・・。自分たちは出来ると信じているし、出来ると公言もしてきた。試合でベストパフォーマンスができなければ、最終目標のインカレでも一緒の結果になってしまう。」そんな思いや危機感があったからこそ、全日本選手権大会までの練習が、より濃い内容のものにできたと彼らは語ります。今回の大会は、勝ち負けの結果というよりはむしろ、彼らのベストパフォーマンスに限りなく近いレース、そして何か学べるものを身につけてインカレに臨むためのレース。そこに重点を置いていたようです。
Q:全国3位に輝いた、現在の心境を聞かせてください
 コーチ川瀬君:うれしいです。3位以内に入ると、表彰船台に艇を停めて、赤じゅうたんの上を歩いていき、表彰されます。そして「威風堂々」が流れる中、ウィニング・ロウをします。その光景はまさに感動的でした。しかしながら、今大会は、上には上がいるということを痛感した大会でもありました。最終目標、「インカレで金メダル」もまだまだ遠いなと思い知りました。と同時に、インカレでも優勝台に上りたい!!そんな決意も新たにしました。
 佐藤君:この大会は日本のボートの一番大きな大会なので、5月の「琵琶湖朝日レガッタ」で全力を発揮できなかった分、勝ち負けにこだわらず、ベストパフォーマンスを目指し、力試しをしようと挑んだ大会でした。結果よりも内容重視で挑んだ上に、メダルも獲れて本当にうれしいです。
 石原君:5月の「琵琶湖朝日レガッタ」ではとても悔しい結果に終わりました。練習でやったことの100%に近いものを試合で発揮したい。そう思って全日本選手権まで厳しい練習をし、結果を残すことが出来ました。メダルをかけてもらうときは本当にうれしくて、感激しました。
Q:漕ぐときって、どうやって息を合わせてるんですか?
やったことがない方には分からないかもしれないのですが、艇の進むリズムというものがあるんです。漕ぐ人が互いに合わせるというよりも、乗っている艇に合わせるということになります。要所要所では声を出すことも必要です。特に2人で漕ぐ時に、リズムが合っていないと、すぐ進み方に影響してくるんですよ。
Q:練習など、つらいな〜。と思うとき、それでも頑張れるのはなぜですか?
 川瀬君:結果が出なくてつらい時、もちろんあります。しかし、全国制覇したい!自信を付けたいという強い気持ちこれがあるから頑張れます。そして何より、支えてくれた先輩方やお互いに支えあって成長してきた同輩の存在。彼らのおかげで頑張れます。
  佐藤君:僕が1年生のときにインカレの試合を見た時、トップレベルの試合、そして、勝者が赤じゅうたんを歩くのを見ました。僕もインカレでメダルが獲りたい!その大きな目標を掲げています。つらいと思っても、その目標と、努力をすれば報われるという事実。これがあるから頑張れます。
 石原君:つらいことはしょっちゅうあります。けれど、大きな大会でウィニング・ロウをしている人を見て、憧れ、目標にして頑張っています。最大目標:インカレ優勝を現実にして、注目を浴びたいです!
Q:部員数100名を超える、大所帯のボート部。強さの秘訣は?
 川瀬君は照れながら、ボート部にはどこか家族っぽい雰囲気があると話してくれました。強さの秘訣は??

  ボート部は部員数100名を超す大所帯ですが、入部時のボート経験者は学年に一人いるかいないかです。大学でボートを始めて、上手くなって勝つには自主性と能動性が大事だと考えています。経験者が部にほとんどいないという逆境は逆に追い風となり、やってやろう!勝ってやろう!という意欲に結びついています。まだまだ発展途上ですが、人数が多いから仕事の分担等もでき、人数が多いけれども、みんなに平等にチャンスがある。競技のレベル、さらにクラブとしてのレベルも上がっていると感じます。みんながとっても生き生きしていて、つながりも強いです。

「エルゴ」というマシンを使って、
陸上でのトレーニングを見せてくれました
Q:ボートの良さ、楽しさを語ってください。

  ボートは究極の団体スポーツである。と聞きます。一緒に漕ぐ「仲間」がとても重要であり、1人だけ頑張っても、1人だけサボっても結果はでません。個人の精神力・体力・技術のレベルアップと同時に仲間で成長していくことも同じように重要です。レースでの一体感や興奮を共有し、共に成長していく魅力がボートにはあります。
Q:今後の目標は?

インカレで優勝し、全国制覇を成し遂げたいです。インカレでの金メダルに手の届くところに来たと信じて頑張っています。仲間を信じています!優勝できると確信しています!!
普通の会話をしているときはとっても楽しそうにじゃれ合っていた3人ですが、ボートの話、特にこれからの目標や強い決意を語る彼らの目はとても真剣で、ボートにかける思いや情熱がこちらにも伝わってきました。ボート部にはとてもいい雰囲気があると言われ、新入生の入部も多いその理由は、彼らの人柄や情熱の魅力にあるのかもしれません。インカレ優勝という大きな目標に向かってこれからもがんばれ〜!みんなも是非応援してくださいね!
全日本インカレのボート競技は
8月26〜29日に埼玉県戸田ボートコース
で行われます。

山口大学体育会ボート部の
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