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■ 第3回日韓学生交流会 (8月22日〜25日)

 山口大学経済学部と韓国の仁荷(イナ)大学校経商大学および経営大学は、1996年に学部間交流協定を締結して今年で10年目の節目を迎えます。
 2003年度以降は、山口経済学部と仁荷大学校国際通商学部で毎年一回日韓学生交流会を開いてきました。
 今年は萩にある萩博物館で、夏休み期間を利用して、8月22日から25日にかけて、第3回日韓学生交流会が開催されました。その24日の討論会の様子を紹介します。
(←「第3回日韓学生交流会」のポスター)


山口大学からバスで出発!
萩に到着。
おしゃべりしながらゾロゾロ。
会場は萩博物館でした。
博物館へ入っていく学生たち。
館内からみた景色。

今年は日韓友情年です。
「進もう未来へ、一緒に世界へ」

日韓が国交正常化してから40周年を迎えました。
10時に開会。
多くの学生が参加しました。
山口大学の瀧口 治経済学部長が
開会の挨拶を述べました。
次に仁荷大学の金 鐘吉経商大学長が挨拶されました。

野村 興児萩市長も挨拶されました。
「ここ萩市は、韓国の蔚山(ウルサン)と姉妹都市提携をしています」

山口大学経済学部観光政策学科
河村 誠治教授による公演
『観光資源開発の方向性』
「日本の国策は、貿易立国から観光立国になった」「“観光”とは、観光産業に収入をもたらす活動を指す」
「韓国からの観光客のほとんどが東京と大阪に行ってしまっている。関心があるのは日本料理と買い物と大都市の生活」
公演が終わると昼食。

午後に発表が控えている3人…

休憩室でまったりする学生も。
午後は日韓の学生によるワークショップ。最初の発表は仁荷大学校のチョ・チョルジェさん。
ワークショップのテーマを“萩から日韓交流の過去・現在・未来を考える”と設定し、『萩焼と朝鮮通信使を通じた近世善隣外交の展開』についてを報告。
朝鮮通信使とは、1607年から1811年まで、徳川将軍の代替わりごとに江戸へ派遣されていた大使節団のこと。
同じく『萩焼と朝鮮通信使を通じた近世善隣外交の展開』についてを、山口大学の経済学部生も発表しました。
現在の萩焼についての説明。韓国語での説明文も入っています。
「萩焼は、16世紀の終わり頃の文禄・慶長の役の際、毛利氏が朝鮮から連れ帰った二人の陶工によって始まった」
『日韓地域交流の新しい模索』についての発表。
発表しているのは、仁荷大学校のソ・ヒヨンさん。「日本における“韓流”は最近のものだが、韓国における“日流”と言われるものは、以前からずっと続いている」
「偶然始まった自治体レベルの交流から姉妹都市提携が結ばれる例も多い」「これからの韓日交流は、実質的な、中身のある交流が求められる」
引き続き、山口大学の経済学部生3人が同じく『日韓地域交流の新しい模索』について発表。主に、下関と釜山(プサン)との地域振興についての調査を報告。
報告を聞いている山口大学経済学部の学生ら。
「下関と釜山は姉妹都市」「関釜(カンプ)フェリーで来日した韓国人の多くは、大都市志向が強く、残念ながら下関市は通過点になってしまっているのが現状だ」
報告が終わると、質疑応答の時間に。

日韓の大学生間で交流する際の問題点や、下関と釜山との地域振興案における利益の不平等性などの質問が、日韓双方の大学生から挙がりました。

――朝鮮通信使がもたらした文化を日本の大衆は能動的に受け入れていたか。
「いいえ。異国趣味や両国間の不信頼で能動的に受け入れていたとは思えない。それをふまえると、今後は民間レベルでの本質的な交流が必要になるだろう」
山口大学経済学部の藤井副学部長による閉会の挨拶。
最後は記念写真。
   
photo by yuka.
   
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