日本文学研究室

日本文学の研究室の紹介です。

平野研究室(近・現代文学)

メッセージ:
私の担当分野は近・現代文学です。個人的にはここ数年、村上春樹への関心が高まり、授業でも講読で彼の作品を毎年扱っています。もちろん、概論・文学史・演習では明治以降の作品全般を対象にしています。一方で専攻分野の関係上、映画・漫画・アニメ・ゲームソフト等々への言及が避けては通れない時代状況を考慮し、サブ・カルチャーに対する目配りも忘れぬよう心がけています

教員:平野 芳信

担当講義:日本文学特殊講義・日本文学講読・日本文学演習・日本文学史

尾崎研究室(近世俳文学)

教員:尾崎 千佳

メッセージ:
 近世文学を担当する尾崎です。専門は連歌俳諧史で、特に、西山宗因という連歌師の研究を続けてきました。
 熊本の出身である宗因は、もと藩主加藤家の家臣でありましたが、その没落によって浪人となったのち、上京して連歌師になります。その転身の華麗と晩年の栄達は、彼の前半生におけるサイキックトラウマを、果たして、払拭したのかどうか。最近は、そのようなことにも思いを致しながら。次のステージを望む準備を始めたところです。
 もちろん、仮りに、このような問いかけによく答えることができたところで、わたくしたちの日常や実事には、何の役にも立ちません。けれども、連歌師宗因の研究は、わたしくしの前半生において、紛れもなく、心の花でありました。
 学生のみなさんにも、自分の本当に好きなことを種とし、その種をたいせつに育むことを通して、それぞれの将来を展望していって戴きたいと願っています。

担当講義:日本文学特殊講義・日本文学講読・日本文学演習

森野研究室(中古文学)

教員:森野 正弘

メッセージ:
専門は中古文学。『源氏物語』の音楽や、時間の問題について取り組んでいます。IT化が進む現代社会にあって、学問へのアプローチにも最新機器の導入が試みられるようになりましたが、僕自身は本と紙と鉛筆と、そしてちょっとした暇な時間があればできるローコストな文学研究を続けていきたいと思います。

担当講義:日本文学特殊講義・日本文学講読・日本文学演習・日本文学概論