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■ 企業インターンやサークルで大活躍 人文学部2年 弘中由香里さん
−私が私であることは空気を吸うことより大事−
(弘中さんが心動かされた言葉)

前回の藤田郁恵さんからのご紹介、今回のインタビューは人文学部言語文化学科2年の弘中さんです。彼女も「就活Information」の編集のメンバーであり、また彼女は1年生の時から企業インターンシップに何度も参加しています。
所属する文化会混声合唱団では、常に楽しむ姿勢と、鍛えた発声方法・声量で大活躍中。ムードメーカーと姉御的存在として、部を大いに盛り上げています。
「常に動いていたい人なんです!」自身の事をそう語る、活発な彼女にインタビューしました。
Q:1年生のときから企業へのインターンシップに参加しているのですか?
はい。1年生の時に参加した「就職活動交流会」で知り合った先輩から、「株式会社ザメディアジョン」でのインターン募集の話を伺いました。
最初は、合同企業説明会の会場でのお手伝いでした。
インターンと一言に言っても、秘書インターンや、事務系のインターン、長期・短期のインターンなど、いろいろありますが、これまでに 5、6回はインターンを経験しました。12月末にも行く予定です。インターンがきっかけとなって、ラジオ出演や雑誌のリポーターなどの仕事をどんどんいただいています。

Q:インターンシップに参加する上で心がけていることはありますか?
 インターンシップは自分の将来の方向性を決める上での大きなチャンスです。その会社を見極め、こちらが利用する。これくらいの意気込みで毎回臨んでいます。 企業の中で実際に仕事をすることは、アルバイトでも可能です。インターンがアルバイトと違う点は給料が支払われないこと。
金稼ぎのためではなく、自分探し(自分の適性探し)のために参加するものなのです。
この姿勢で臨んで得たことは、私の将来の方向性を絞る上で 重要な資料になります。
 「失敗してなんぼ!」この前向きな姿勢も大切にしています。学生の今だからできる失敗もたくさんありますし、間違っていればきちんと教えてくださるので、その反省は次回に活かせばいいんです。ある社長さんは、「私は失敗したかもしれないけど、失敗だとは思っていない。」そうおっしゃっていました。失敗は次へのステップ。だからそれは失敗じゃない。『やれることを今やります』をモットーに、積極的に行動しています。
 現在は、企業からのインターン募集も増えていますし、その種類はとても多いです。他の山大生たちにもぜひ利用して欲しいなと思います。

Q:合同企業説明会でのインターン体験談を聞かせてください。
企業説明会では、書籍販売コーナー担当を何度も経験しました。
何かを販売する時、お客様をただ待っているだけでは売れません。元気に挨拶をしてどんどんPRする。まずは手にとって読んでいただく。目標販売数をはるかに上回った売り上げを収め、『書籍販売の女王』の称号をいただきました。
 せっかくインターンに来ても何をしていいか分からず、困る人がいますがせっかくのチャンスなのに、こんなことではもったいない!自分からどんどん探していかないと!

 企業説明会では、休憩の時間などに、実際企業のブースに足を運んで積極的に話を聞いたりしています。1年生の時点で名刺も作り、ゆっくり説明を聞くことができなかった企業の方には、帰り際に呼び止め、名刺交換をします。その場限りではなく、メールなどでもいろいろ質問させていただくことがあります。企業の方も、時間に余裕がある限り、とても親切に応えてくださいます。名刺はなかなか役立ちますよ!

Q:アクティブな弘中さん。今、最も頑張っていることは何ですか?
<混声合唱団:入学式では歌を披露。
上段左から2番目が弘中さん >
  今は、所属している文化会混声合唱団の活動に最も力を注いでいます。
昨年は、今しかできないインターンやOB・OG訪問を優先にして、中途半端に部活動をしていました。一時退部も考えましたが、そんなとき、仲間から私の存在の重要性を知らされました。
  現在は、やりたいことをいくつかする上で、何かを犠牲にする方法ではなく、うまく両立する方法をとれるようになりました。
 部内では、2年生は中間学年で影の重要な立場です。
1年生の悩みを3年生に相談したり、自分の学年の状況
を仲のいい先輩に話したり、パイプ役の学年として頑張っています。また、来年は部の執行学年になりますので、それを踏まえた仕事も増えてきています。

Q:自分の体、声を使う合唱。大変なことはありますか?
 日によって声が違うことです。その日の調子によっておもしろい程、声に影響が出ます。「ちょっと今日は暗い声だね。」と言われた日は、ちょっと悪い成績が返ってきた日だったり(笑)。明るくていい声が出ていた後輩に「何かいいことあった?」って声をかけたら、「それがですね〜、せんぱ〜い!」って話が盛り上がっちゃったり。体調管理に関しても、自分の体・声を使うので一倍気を使います。
<入学式会場の大きな体育館。
彼らの歌声が響き渡りました>

Q:混声合唱のいいところ、すばらしさを聞かせてください。
  1人が歌う歌は、5人で歌うと5倍・・・ではなくて、5人で歌ったら50倍にもなる!それが合唱のすばらしさです。

 実は私は、今年の夏から秋にかけて、 声の最高潮とスランプの両方を経験しました。最高潮のときには、「腹が割れた〜!」と思うほど腹筋が使えて、おなかから直通で声が出ていたのですが、秋の合宿ではスランプに陥りました。合宿の合間を縫っては一人で発声をしました。「自分ができないと全体に影響する。自分が頑張らなくちゃ!自分が!自分が!」そう思えば思う程、なかなかうまくいきませんでした。
けれどあるとき、先輩から、「みんながいるんだから大丈夫よ」と言われました。一人が頑張って、歌を歌うのは独唱。合唱は、団員全員の声が合わさって、ハーモニーを奏でることで、ひとつの曲となります。「みんながいる」そう思うと、肩の力がふっと抜け、声もみるみる戻りました。いい声で歌うのも確かに大切。けれど、みんなが歌うことを楽しみ、ステージを楽しむ。それが結果的にいい合唱になるんだと思います。
Q:最後に、弘中さんが思う、山大の良さを聞かせてください。
 チャンスがいっぱい転がっている!(笑)
就職活動をする上で、やはり最初は何から手をつけてよいやら分からない学生が多いと思います。その中で、
学生支援センターの就職情報相談室の先生方は、業界企業説明会やOB・OGの先輩方を招いての講演会など、大学側からどんどん、いろんなことを提供してくださいます。どんどんチャンスがやって来る。他の大学にはないことだと思います。これを利用しない手はないですよ!これだけ準備してくださって、サポート体制が整っているのです。自分達がこれだけ尽くしていただいている分、私たちが卒業し、就職して頑張ることにより、「山大の卒業生、頑張ってるよ」「この人は山大出身か〜」と言ってもらえるようになりたいと思います。それが後輩達のチャンスにもつながると思います。これから、学生もどんどん、社会で活躍されている先輩方と接して、学生同士でもいろいろな情報交換や先輩方との交流ができるようにしたいと思っています。

弘中さんが所属する文化会混声合唱団の定期演奏会が
以下の日程で催されます。

日時:平成16年12月11日(土) 17:30開場 18:00開演
場所:山口県教育会館

入場料:前売り350円 当日400円 (中学生以下無料)
4部構成で、唱歌や劇もあり、彼らのすばらしいハーモニーを
聞くことができます。聞く人の心に届いて響く歌声。是非ご来場ください。