山口大学キャンパスライフ

■ 混声合唱団マネージャー兼任　経済学部経済学科3年衛藤日生（ひなせ）さん

　前回の岩崎君からのご紹介、今回のインタビューは経済学部３年の衛藤さんです。衛藤さんは文化会混声合唱団に所属し、歌を楽しむ一方、チーフマネージャーとして1年間部を支えてきました。あと少しでチーフマネージャーの役職を後輩にバトンタッチ。衛藤さんがどんな大学生活を送っているか、彼女にインタビューしました。

Ｑ：大学生活の中で、今一番頑張っていることは何ですか？？

　一番頑張っていることはサークル活動です。所属している混声合唱団では、歌い手として活動すると同時に、マネージャーも兼任しています。この１年間はチーフマネージャーの役職を務めました。マネージャーは、遠征の準備や手続き、お金の管理や部内のイベントなどの企画を行うのが主な仕事です。私は１年生のときは歌に専念しましたが、チーフマネージャーの先輩の仕事ぶりに憧れ、マネージャーになろうと思うようになりました。
１年たって役目を果たし、今度は次にチーフマネージャーになる後輩に、私が学んだ色んなことを伝えなければなりません。大変な役職といわれますが、楽しんでやっているので、そんなに大変と思ったことはないんですよ。

＜１２月の混声合唱団定期演奏会＞

Ｑ：衛藤さんが混声合唱団に入部したきっかけは何ですか？
＜入学式での混声合唱団の活躍（後列中央が衛藤さん）＞	大学に入学して、何かサークル活動をしようと思っていて、最初は運動部を考えていました。あるサークルを見学に行ったときに、偶然、そのすぐ近くに混声合唱団の練習場があり、練習場のドアが開いていました。最初は「ついでにここも見学・・・」といった具合に見学しました。混声合唱は初心者でしたが、もともと歌が好きということ、先輩方が親切だったこともあり、入部を決めました。初心者スタートの私にとって、混声合唱団が経験者ばかりが所属する部じゃなかったことも入部を決めた大きな要素です。入部のきっかけは、とても偶然なものでした。
入部してから、先輩方が丁寧に教えてくださり、歌うことに専念できました。最初は楽譜が読めなかったので、授業が入っていない時間などを利用して自主的に練習場へ行き、鍵盤をたたきながら音を覚えていきました。

Ｑ：混声合唱団に入って得たものや、よかったな～と思うことを聞かせてください

　仲間と出会えたことは本当によかったです。困ったときも一緒に悩んで、考えてくれて、心の支えとなってくれました。チーフマネージャーとしては、仲間が絆をより深めて楽しそうにしているみんなの表情を見ると、「マネージャーをやってよかったな～。」と思わずにいられません
　混声合唱団でマネージャーを経験して得たものは、大学外の組織や人たちと交渉する力や、計画性、率先力、決断力です。マネージャーになる前は、与えられたことをするだけでしたが、自分から考えて動くことが身に付きました。

＜混声合唱団定期演奏会　写真左下が衛藤さん＞

Ｑ：チーフマネージャーをやっていて、大変だったことを聞かせてください

　まずは昨年、天候に恵まれなかったことです。夏合宿、秋合宿はともに台風に見舞われ、予定通りに事が進まず大変でした。秋合宿では、台風のため電気が使えず、練習もピアニカで音をとる方法でどうにか乗り切ることが出来ました。いつ、何が起こっても、臨機応変に対応し、みんなをまとめることはとてもやりがいのある仕事です。
　団員は総勢４０名いますので、一つにまとめることは本当に大変です。常にしっかりしていないといけない！という意識がありましたし、みんなからの信頼があってこその役職ですので、日頃のコミュニケーションもとても重要です。その分、みんながまとまって、計画通りに進んだときの喜びは言い表せないものがあります。

Ｑ：衛藤さんが思う、山大の良さを聞かせてください

　山が多くて、緑に囲まれていて、とてもいい環境の中にあると思います。
　やりたいことと意志があれば、自分のペースでどんどんやれる所だと思います。
そして、いろんな地方から学生が来ているので、その人たちと交流すると、新しい発見をすることが出来ます。
　また、私は寮で生活していますが、寮もとてもいいところです。最初は不安に思うことも少なくありませんでしたが、寮の先輩方がいろいろな企画を催してくださって、すぐに慣れることができました。

Ｑ：衛藤さんから、受験生の皆さんへメッセージをお願いします
	大学に入ったら、何か一つはやりたいことを見つけてください。何でもいいから、没頭できるものを。本分は勉強がかもしれませんが、それ以外に学べることは数え切れません。人間的に成長できる貴重な大学時代ですので、いろんなことを楽しんでください。