第71回西日本脊椎研究会 抄録 (一般演題U) |
5.頚椎椎間板ヘルニアに対する顕微鏡視下後方摘出術の10年以上長期成績 広島市立安佐市民病院整形外科
○
加藤智弘(かとうともひろ)、住田忠幸、真鍋英喜、小林健二、宮内 晃、藤原 靖、土井一義、住吉範彦、力田高徳、高澤 篤之 |
6.頸椎椎間板ヘルニアに対する前方除圧固定術の長期治療成績 久留米大学整形外科
○ 脇岡 徹(わきおかとおる)、佐藤公昭、朴 珍守、山田 圭、吉田龍弘、永田見生
|
7.頸椎椎間板ヘルニアによる脊髄症に対する手術成績 久留米大学整形外科
岡山医療センター整形外科
|
8.脊髄症を呈した頚椎椎間板ヘルニアに対する前方除圧固定術の治療経験 長崎労災病院整形外科
○ 津田圭一(つだけいいち)、小西宏昭、稲冨健司郎、奥平 毅、山根宏敏、久芳昭一、古矢文雄
【目的】脊髄症を呈した頸椎椎間板ヘルニア(CDH)に対し前方除圧固定術(ASF)を施行した症例について検討すること。【対象および方法】1992年から2005年の間にASFを施行した症例は68例であり、3年以上経過を観察できた30例を対象とした。男性19例、女性11例で、手術時年齢は28歳〜72歳(平均50.7歳)、経過観察期間は3年〜12年5ケ月(平均5年4か月)であった。1椎間19例、2椎間10例、3椎間1例であった。周術期合併症、骨癒合率、JOAスコア、固定椎開角、C2-7角、隣接椎の変化、再手術例について検討した。【結果】移植骨の脱転を3例に認めた。全例に骨癒合を認めた。JOAスコアは術前11.0点から15.8点に改善していた。固定椎開角は術直後は局所前攣が得られていたが、最終時は前攣位の損失を認めた。下位隣接椎にヘルニアを3例に生じ、2例に再手術を施行した。【考察及び結語】CDHに対するASFの治療成績は良好であるが、移植骨の問題、隣接椎の問題があり、注意を要す。
|