第76回西日本脊椎研究会 抄録 (一般演題1) |
1.総合せき損センターにおける高齢脊椎変性疾患手術の変遷
総合せき損センター
○森下雄一郎(もりしたゆういちろう)、前田 健、森 英治、弓削 至、河野 修、高尾恒彰、坂井宏旭、益田宗彰 林 哲生、植田尊善、芝啓一郎
【はじめに】当センターにおける過去30年間にわたる高齢脊椎変性疾患手術の変遷について報告する。
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2.当院における80歳以上の脊椎手術例に対する検討
成尾整形外科病院
○辻 王成(つじ おうせい)、篠原道雄、久重雅由、小柳英一、浦門 操、成尾政一郎、成尾政圀
近年、高齢者の脊椎手術の割合は平均寿命の延びとともに増加傾向にあり。当院においても同様の傾向があり、手術例は2005年より明らかに増加を認めている。今回われわれは当院における80歳以上の超高齢者の脊椎手術症例の検討をしたので報告する。 |
3.高齢者に対する脊椎手術術式と術後経過の検討
岡山大学大学大学院医歯薬学総合研究科 運動器知能化システム開発講座*1 岡山大学 整形外科*2
○三澤治夫(みさわはるお)*1、田中雅人*2、杉本佳久*2、塩崎泰之*2、尾崎修平*2、馬崎哲郎*2、尾崎敏文*2
高齢者に対し脊椎手術を行うことも少なくない。過去2年間の脊椎手術347例を対象とし、手術時年齢により、70歳未満(235例)、70代(85例)、80歳以上(27例)の3群に分け検討を行った。主病巣の高位(頚椎:胸椎:腰椎(%)は、それぞれ30:36:34%、26:20:54%、33:11:56%であった。内固定手術はそれぞれ54%、40%、33%であった。平均術後臥床期間は70代、80歳以上でそれぞれ4.0日、2.9日、平均入院日数はそれぞれ22.2日、21.8日であった。自宅への退院はそれぞれ51%、41%であり、その他の患者は転院を要した。頚椎と腰椎の除圧術に限れば、平均臥床期間はそれぞれ2.8 |