第78回西日本脊椎研究会 抄録 (一般演題4) |
22.関節リウマチ患者の椎体骨折後偽関節に対するCPCを用いた椎体形成単独手術の治療成績
鹿児島大学大学院運動機能修復学講座整形外科学*1
田邊 史(たなべふみと)*1、河村一郎*1、楕松昌彦*1、川畑直也*1、山元拓哉*1、井尻幸成*1、小宮節郎*1、武冨栄二*2、山下芳隆*2
【目的】 【対象】 【結果】 【考察】 RA患者は骨質が悪く既存骨折合併例も多く、固定範囲の問題や術後instrument failureなど治療に難渋する場合がある。同術式は低侵襲で施行でき、最終調査時、矯正損失、新規骨折を認めたものの、臨床成績はおおむね良好であり、有用な方法の一つと考えられた。 |
23.骨粗鬆症性椎体圧迫骨折後の偽関節に対する椎体形成術後の画像所見
香川大学整形外科*1
小松原悟史(こまつばらさとし)*1、有馬信男*1、渋谷 整*2、山本哲司*1
2006年以降、骨粗鬆症性椎体圧迫骨折後の偽関節に対して、リン酸カルシウムペースト(CPC)を用いた椎体形成術(VP)を基本とし、症例に応じ椎弓根スクリュー(PS)を使用した後側方固定術(PLF)や除圧を追加してきた。骨粗鬆症性椎体骨折後の偽関節に対してVPを施行した症例の画像所見の経過を検討したので報告する。症例は2006年10月から2012年6月までに骨粗鬆症性椎体骨折後椎体偽関節に対してVPを施行した22例(男9、女13、手術時平均年齢76歳、平均経過観察期間は19ヶ月)である。椎体楔状率、隣接椎体上下縁の後弯角、骨癒合とその時期、術後隣接椎体骨折について検討した。椎体楔状率は術前49%から術直後84%に改善し、最終診察時61%となっていた。後弯角は術前20°から術直後6°に改善したが、最終診察時25°であった。術直後から5°以上後弯が進行したのは19例で、平均2.7週に発生した。骨癒合は6例で、平均10.8ヶ月に確認した。術後隣接椎体骨折を10例に認め、平均6.8ヶ月で発生した。 |
24.脊椎圧迫骨折後偽関節症例の臨床的特徴
高知大学 医学部 整形外科
喜安克仁(きやすかつひと)、武政龍一、木田和伸、公文雅士、田所伸朗、谷 俊一
【目的】 【対象および方法】 【結果】 【考察】 長引く腰痛や殿部痛を訴える症例には胸腰椎移行部の椎体偽関節を生じていることもあるため、胸腰椎移行部を含めた撮影が望ましい。 |
25.骨粗鬆症性性椎圧迫骨折に対するBalloon Kyphoplastyの経験
三豊総合病院整形外科
長町顕弘(ながまちあきひろ)、高橋芳徳、米津 浩、阿達啓介、井上和正、遠藤 哲
【目的】 【対象および方法】 【結果】 【考察】 骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折に対するBKPは新規隣接椎体骨折が生じなければ有用な治療法であると考えられた。 |
26.骨粗鬆症性椎体骨折の新たな治療選択肢:Balloon Kyphoplasty
下関市立市民病院 整形外科
山下彰久(やましたあきひさ)、白澤建藏、渡邉哲也
【はじめに】 【対象と方法】 【結果】 |
27.骨粗鬆症性椎体骨折後偽関節に対するBalloon kyphoplastyの手術成績
岡山医療センター
【目的】 【方法】 【結果】 【考察】 骨粗鬆症性椎体圧潰の偽関節症例に対してBKPは優れた除痛効果を有していることが認められた。しかし高率に隣接椎体骨折が生じており、原疾患である骨粗鬆症の十分な治療や装具療法との併用などを行う必要があると考えられた。 |