ノーベル賞ご受賞おめでとうございます

この度、大阪大学免疫学フロンティア研究センター・坂口志文特任教授が、2025年のノーベル生理学・医学賞を受賞されました。坂口先生は、免疫応答を抑制する「制御性T細胞 (Treg)」の発見とその役割の解明を通じて、自己免疫疾患やがん、移植免疫などの研究の発展に多大な貢献をされました。当講座教授の朝霧は、前任地の京都大学在籍時に坂口先生のラボの准教授として勤務し、貴重なご指導を賜りました。坂口先生のご受賞を、教室員一同、心よりお祝いするとともに、当講座も日々の研究に邁進し、医学と医療の発展に貢献できるよう、より一層精進する所存です。(2025.10.7)

薬理学講座

医学研究分野ではさまざまな技術的な革新があり、古典的薬理学が想定していた受容体、チャンネル、コンパートメント、律速酵素反応等の分子実態が明らかとなってきています。当講座では、このような薬理学の進歩に則するのみならず、免疫学、分子生物学、臨床医学など、さまざまな学問分野で明らかになった人体の生理・病理に関する知見基盤に立脚し、薬物の作用機序や、疾病を治癒するための治療標的を発見することを目指しています。

INFO お知らせ

2025.12.10
竹本研史助教、坂本明彦助教が山口大学令和7年度ニュー・フロンティア・プロジェクト研究助成に採択され、贈呈式に出席しました。
2025.12.4
川添剛先生(東山仁王門川添醫院院長)がご来訪され、「人は一生かけて美しくなる 〜ビタミンAの基礎から美容皮膚形成外科への応用〜」のタイトルでご講演いただきました。(医学科3年生必修科目「基盤系特別専門講義 2」)
2025.11.16
自己開発オリジナルコースの学生1名が米国Case Western Reserved University(Cleavland, Ohio)留学から帰国いたしました。
2025.11.8
竹本研史助教が第78回日本薬理学会西南部会(宮崎市)で「ヒトNCF1-p.R90H多型は、SPP1陽性単球由来マクロファージの増加を介して、ブレオマイシン誘発マウスモデルおよび全身性強皮症患者における肺線維症を促進する」のタイトルで発表いたしました。
2025.10.29
武田憲彦先生(東京大学大学院医学系研究科内科学専攻器官病態内科学講座教授)がご来訪され、ご講義をしていただきました。(医学科2年生必修科目「統合薬理学」)