調査区の概要
この調査区では、北から南に蛇行して流れる河川跡が確認されました。河川の深さは、0.4m〜1mを測ります。調査区内では、河川の東側の川岸が検出されたに留まりましたが、近隣地の調査から、この河川の東西幅は17m以上、25m以下であることが確認されています。
この河川跡は、
メディア基盤センター敷地内で確認されている縄文時代の河川跡につながるものと考えられます。
河川内からは、旧石器時代の石器や、縄文時代の土器、石器などが出土しています。これらの遺物の内、旧石器時代から縄文時代晩期以前の遺物は上流部からの流れ込みであり、この河川がおもに機能していたのは縄文時代晩期と考えられます。
また、この河川跡の埋土を遺構面とした近世の水田遺構と土壙も検出されました。
以上のように、この調査区では旧石器時代の遺物の出土とともに、縄文時代の環境を復元する上での重要な資料を得ることができました。