NIH Image用眼球運動画像解析マクロ
このマクロは,フリーウェアの画像解析ソフトとして有名なNIH Image(Scion Image)を用いて,赤外線CCDカメラで録画した眼球運動のビデオ画像を解析するマクロです。
最近,赤外線CCDカメラをめまい診療に使用する先生は多いと思います.しかし,ENGのような眼振の波形そのものをカルテや論文に載せるには未だ高価な器機が必要であるため,患者の眼振をビデオに録画するだけで終っている先生もまた多いと思います.そこで,ビデオ入力・取り込みができる手持ちのパソコンを利用して,録画したビデオから眼振の波形を記録・プリントアウトできるように,この眼球運動画像解析マクロ(以下EMIAマクロ)を作りました。
なお現在,このEMIAマクロで可能な解析は,2成分(水平・垂直)解析のみです.
Macユーザーの方はNIH ImageVer.1.62を,
Windowsユーザーの方はNIH ImageのWindows版であるScion Imageベータ3を使用して下さい.NIH Imageそのものは,インターネットの下記ホームページからVer.1.62をダウンロ
ードしてください. Scion Imageは,インターネットの下記ホームページからダウンロードしてください.
注意:Scion ImageはTIFF形式とBMP形式しか使えません.従ってAVI形式をTIFF形式に変換できる環境を御持ちの方のみ使用して下さい.少し手間がかかりますが、例として以下のような方法があります。
1) フリーウェアやシェアウエア(AppleのQcuickTimeProなど)で,AVIファイルを静止画(TIFF形式)の連番ファイル(動画の順番に合わせて静止画のファイル名の後に001,002と付きます)に変換する。
2) ScionImageのOpenAllコマンド(Openを選ぶとチェックボックスが出ます)で静止画の連番ファイルを一気に読み込む。
3) ScionImageのWindows to Stackで静止画の連番ファイルを動画ファイルにする。
論文は、ER会誌の次号に掲載される予定です.
配布は自由です。バグや使い勝手などのご意見やご感想を下記宛てに送っていただければ幸いです。ただし,このEMIAマクロは,いかなる場合も使用者の全責任においてお使いください。
2000年7月10日更新
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